最新記事

映画

実写版『バービー』主演女優 ビジュアル完璧も、その姿は「恥ずかしかった」

Margot Robbie Was 'Dying on the Inside' During 'Barbie' Movie Filming

2022年09月24日(土)16時50分
エマ・ノーラン
マーゴット・ロビー

@wbpictures/Twitter

<バービー人形としての派手な衣装を着た自身の写真がネット上に出回ったことに「屈辱を感じた」と語った>

バービー人形の実写化となる映画『バービー』に主演するマーゴット・ロビーは、その再現度・完成度が映画公開前から話題となっている。だが彼女は、バービーとして派手な衣装に身を包んで撮影する様子をパパラッチに撮られたのは「屈辱だった」と語った。

今年に入ってから、グレタ・ガーウィグ監督によるバービー人形の実写映画である同作の撮影時の写真がネット上に流出。カラフルな衣装のロビーと共演者のライアン・ゴズリングの姿は、ファンの間で大きな話題を呼んだ。

@wbpictures/Twitter

■【写真】完璧なスタイルとかわいさだが、本人は「屈辱」と...ロビーの「バービー」姿をさらに見る

だが屋外で大勢の人の目にさらされながらの撮影は、ロビーにとってあまり楽しい経験ではなかったようだ。

9月20日に人気トーク番組「トゥナイト・ショー」に出演したロビーは、同番組のホストを務めるジミー・ファロンに「私たちがどれだけ恥ずかしい思いをしていたか、言葉では言い表せない」と語り、さらにこう続けた。「私たちは笑って楽しんでいるように見えたかもしれないけれど、心の中は死んでいた。あれは私の人生で最も屈辱的な瞬間だった」

映画『バービー』の撮影が始まった3月以降、バービー役のロビーとケン役のゴズリングの写真がネット上に次々と投稿されている。

「(あの衣裳だと)多少は注目されるだろうし、写真も何枚か出回るだろうとは思っていたけれど、あんなことになるとは思っていなかった」とロビーは述べ、さらにこう続けた。「どうかしていた。常に何百人もの人々が見ていたんだから」

「だいたい想像がつく」を裏切りたい

ロビーは今後公開予定の『バービー』について、「意欲的な作品」になることを期待していると語った。彼女は2019年にバラエティ誌に対して、同映画は「世界に前向きなものをもたらし、子どもたちの意欲を促す素晴らしい機会だと思う」と語っている。

キャストはゴズリングとロビーのほかに、アメリカ・フェレラ、シム・リウ、ケイト・マッキノン、シアーシャ・ローナン、ウィル・フェレルなどだ。

ロビーは2020年、ハリウッド・リポーター誌の取材に対して、バービーを演じることについて次のように語っていた。

「私たちは王道から少し外れた感じのものが好き。バービーというとみんなすぐに『ああ、マーゴットがバービーを演じるのね。だいたい想像がつく』と思うだろうけれど、私たちが目指すのは、『皆さんが想像しているのがどんなものであれ、それとはまったく違うもの。こんなのが見たかったんだ、と気づくような作品』をつくることだ」

彼女はまたヴォーグ誌に対して、バービー役は難しいが、ガーウィグと仕事ができるのは楽しみだと語っていた。

「バービー役を演じることには色々な問題が伴うと思う。それでも、それに立ち向かうワクワクするような方法もたくさんある。みんなバービーと聞くと『どんな映画になるか想像がつく』と思うだろうけど、グレタ・ガーウィグが脚本と演出を担当すると聞いたら『もしかしたら想像とは違うものになるかも』と思うだろう」

映画『バービー』は2023年7月21日に全米公開の予定だ。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ドイツ、2026年のウクライナ支援を30億ユーロ増

ワールド

AI端半導体「ブラックウェル」対中販売、技術進化な

ワールド

チェイニー元米副大統領が死去、84歳 イラク侵攻主

ビジネス

リーブス英財務相、広範な増税示唆 緊縮財政は回避へ
あわせて読みたい

RANKING

  • 1

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 2

    ハリウッド大注目の映画監督「HIKARI」とは? 「アイ…

  • 3

    2100年に人間の姿はこうなる? 3Dイメージが公開

  • 4

    「SNSで話題の足裏パッドで毒素は除去されない」と専…

  • 5

    「見せたら駄目」──なぜ女性の「バストトップ」を社…

  • 1

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 2

    【独占】「難しいけれど、スローダウンする」...カナ…

  • 3

    24歳年上の富豪と結婚してメラニアが得たものと失っ…

  • 4

    「SNSで話題の足裏パッドで毒素は除去されない」と専…

  • 5

    ハリウッド大注目の映画監督「HIKARI」とは? 「アイ…

  • 1

    「エプスタインに襲われた過去」と向き合って声を上…

  • 2

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 3

    「恐ろしい」...キャサリン妃のウェディングドレスに…

  • 4

    やはり「泣かせた」のはキャサリン妃でなく、メーガ…

  • 5

    「SNSで話題の足裏パッドで毒素は除去されない」と専…

MAGAZINE

LATEST ISSUE

特集:高市早苗研究

特集:高市早苗研究

2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える