最新記事

ライフスタイル

自粛生活で流行中 韓国から人気に火が付いたタルゴナコーヒーって?

Creative Coffee Making at Home

2020年04月28日(火)17時45分
ケリー・ウィン

ひと手間かけて見栄え抜群のコーヒーはテレワークの息抜きにおすすめ JENNIFER GAULD/ISTOCK

<「インスタ映え」の自家製ドリンクが自粛生活で大流行>

世界中で都市封鎖や外出自粛が広がるなか、あるコーヒードリンクがSNSをにぎわせている。その名は「タルゴナコーヒー」。2層に分かれた凝った見た目の飲み物だが、実はどこの家にもありそうな材料で簡単に作れる。

一番の魅力はインスタ映えするフォトジェニックなルックスだろう。タルゴナコーヒーの写真や動画なら、まるでおしゃれな広告のように仕上がるのだ。注目のドリンクについて、知っておくべき全てを紹介しよう。

まず、タルゴナコーヒーとはインスタントコーヒーと砂糖をクリーム状になるまでホイップし、冷たい牛乳の上にトッピングした飲み物。コーヒー味のソフトクリームが載ったラテのような口当たりだ。

タルゴナコーヒーは、韓国から人気に火が付いた。タルゴナは韓国語で菓子の一種である「カルメ焼き」を指す。俳優の丁一宇がマカオで出合ったこのドリンクをテレビ番組で紹介したのをきっかけに、ツイッターやインスタグラムで瞬く間に世界に広がった。家での作り方を紹介したハウツー動画も多数ある。

材料は至ってシンプルで、インスタントコーヒー、砂糖、お湯、牛乳の4つだけ。2人前なら、ボウルにコーヒーと砂糖とお湯をそれぞれ大さじ2杯ずつ入れて、かなりしっかり泡立てる。ハンドミキサーを使えば腕の筋肉痛とも無縁だ。角が立つまで泡立てたら、冷たい牛乳の上にそっと載せて完成。牛乳は豆乳やアーモンドミルクでも代用可だ。

SNSは今、タルゴナコーヒーであふれている。人気ドラマ『ブルックリン・ナイン-ナイン』への出演で知られる女優チェルシー・ぺレッティも参戦。「注目する価値もトライする価値もあり」とのコメントを添え、ツイッターに自作の一杯を投稿した。

コーヒーの代わりに抹茶を使ったりバニラを加えたりといった「進化形」も登場。キッチンで創造性も発揮できて、おいしくて、SNSで自慢もできる──巣ごもりにはうってつけだろう。


20200428issue_cover150.jpg
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2020年5月5日/12日号(4月28日発売)は「ポストコロナを生き抜く 日本への提言」特集。パックン、ロバート キャンベル、アレックス・カー、リチャード・クー、フローラン・ダバディら14人の外国人識者が示す、コロナ禍で見えてきた日本の長所と短所、進むべき道。


[2020年4月28日号掲載]

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

トランプ氏「人生で最高の栄誉の一つ」、異例の2度目

ワールド

ブラジル中銀が金利据え置き、2会合連続 長期据え置

ビジネス

FRB議長、「第3の使命」長期金利安定化は間接的に

ワールド

アルゼンチンGDP、第2四半期は6.3%増
あわせて読みたい

RANKING

  • 1

    エリザベス女王が「誰にも言えなかった」...メーガン…

  • 2

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 3

    「結婚に反対」だった?...カミラ夫人とエリザベス女…

  • 4

    ハリウッド大注目の映画監督「HIKARI」とは? 「アイ…

  • 5

    カミラ王妃が「メーガン妃の結婚」について語ったこ…

  • 1

    「高慢な態度に失望」...エリザベス女王とヘンリー王…

  • 2

    「結婚に反対」だった?...カミラ夫人とエリザベス女…

  • 3

    エリザベス女王が「誰にも言えなかった」...メーガン…

  • 4

    やはり「泣かせた」のはキャサリン妃でなく、メーガ…

  • 5

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 1

    「レースのパンツ」が重大な感染症を引き起こす原因に

  • 2

    女性の胎内で育てる必要はなくなる? ロボットが胚…

  • 3

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 4

    アメリカ日本食ブームの立役者、ロッキー青木の財産…

  • 5

    「結婚に反対」だった?...カミラ夫人とエリザベス女…

MAGAZINE

LATEST ISSUE

特集:世界が尊敬する日本の小説36

特集:世界が尊敬する日本の小説36

2025年9月16日/2025年9月23日号(9/ 9発売)

優れた翻訳を味方に人気と評価が急上昇中。21世紀に起きた世界文学の大変化とは