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末永く幸せな結婚生活を望むなら、「これ」はねだるな

2018年07月13日(金)16時00分
畑ともみ

結婚式には、おとぎ話のようなロマンスがあるべきだという考えが植え付けられてきたが… Erstudiostok-iStock

<結婚経験者3000人を対象にした調査で浮かび上がった、線引きするためのリアルな値段は...>

理想の結婚式を挙げるには多額の費用がかかる。ブライダル・マガジンとジュエラーによって、結婚式にはおとぎ話のようなロマンスがあるべきだという考えが植え付けられてきた。しかし「エンゲージメントリングと結婚式に費やす金額は、結婚の期間と反比例する」という調査結果が先日明らかになった。

華々しく結婚式を挙げたのに、大惨事に終わったセレブカップルの数から判断するに、豪華な結婚式を挙げれば長く幸せな結婚生活が送れるわけではない、というのは容易に想像がつくだろう。

山ほどあるその例から英メトロ紙はほんの一部を挙げた。ポール・マッカートニーとヘザー・ミルズは360万ドル(約4億500万円)で式を挙げたが、6年後に離婚したときには結婚式以上の費用がかかった。ライザ・ミネリはデビッド・ゲストとの式に420万ドルをかけたが、たった1年で離婚。エリザベス・ハーレイはアルン・ナイアルと260万ドルをかけ挙式、4年間の結婚生活を送るも、離婚成立にかかったのはわずか92秒だった。

(エリザベス・ハーレイとインド人実業家のアルン・ナイアル)


経済学者のアンドリュー・フランシス・タンヒューゴ・ミアロンは、結婚経験者3000人を調査し、離婚の可能性を高める要因を研究した。

その結果分かった、特筆すべきまず1点目は、高価な婚約指輪を購入すると離婚する可能性が高くなる、ということ。リングが2000ドルを超えた場合、もはや危険らしい。

もう少し具体的に言うと、男性が購入する婚約指輪が2000〜4000ドルの場合と、500〜2000ドルの場合とを比較すると、前者の方が離婚の危険性が1.3倍増す。

結婚式にかける費用にも同じことが言える。1000ドル未満であれば、離婚の可能性がぐっと低くなる。しかし、2万ドル以上かけ結婚式を行ったカップルでは、将来の離婚で終わる可能性が1.6倍以上になるそうだ。

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