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スターの受難 エド・シーランのライブ開催のカギは木と鳥

2018年07月04日(水)17時30分
モーゲンスタン陽子

グラミー賞2冠のエド・シーランはドイツでも若者を中心に人気絶大だが Brendan McDermid-REUTERS

<イギリスを代表するシンガーソングライターがドイツでの屋外コンサート開催に苦戦、その理由は>

世界的な人気を誇るイギリスのポップスター、エド・シーラン。日本でも『シェイプ・オブ・ユー』などのヒット曲がよく知られている。7月22日、23日にはドイツのデュッセルドルフ市にてコンサートが予定されていたのだが、市によって突然キャンセルされた。その理由はなんと、「104本の木を守るため」だった。

たった1度のコンサートのために

7月のこのオープンエアコンサートは、デュッセルドルフの新しいメッセ(展示会)会場の駐車場で行われる予定だった。8万5000枚ほどのチケットがすでに売れており、この観客数を収容できるスペースを確保するために、駐車場の木を104本、切り倒す必要があった。

ところがこれに、地元の環境保護活動家たちが猛反発。緑の党とともに市に苦情を申し立てていた。ドイツの国際公共放送ドイチェ・ヴェレ(DW)によると、中道左派の社会民主党(SPD)党員であるデュッセルドルフのトーマス・ガイセル市長は、市のほかの場所に新たに数百本を植樹することで活動家と緑の党を説得しようとしたが、緑の党のノルベルト・チェルヴィンスキは、たった1度のコンサートのために100本以上の木を切るのは「不相応」であると言い、また今後駐車場がコンサート会場として使われる可能性も疑問視。これに保守のキリスト教民主同盟(CDU)や左派党が加わり、提案は却下された。

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