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「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が

Reframing T. Rex

2026年2月9日(月)06時00分
サム・スティーブンソン
これまで考えられていたよりも長い時間をかけて育つことが明らかに ILLUSTRATION BY WARPAINT/SHUTTERSTOCK

これまで考えられていたよりも長い時間をかけて育つことが明らかに ILLUSTRATION BY WARPAINT/SHUTTERSTOCK

<40年もかけて「大人」に成長したことが骨の化石に残った「年輪」で明らかに>


▼目次
単一の種類でない可能性

最近、大型肉食恐竜のティラノサウルス・レックス(T・レックス)の成長速度や寿命に関する通説を覆す研究が発表された。

米オクラホマ州立大学のホリー・ウッドワード教授(解剖学)らの研究チームが17個体のT・レックスの骨の化石を高度な顕微鏡技術と統計的手法を用いて分析。その成果が1月14日に学術誌ピアJで発表された。

恐竜の骨の断面には「成長線」というものがある。急速に成長した時期と成長が遅い時期が、樹木の年輪のような形で「記録」されているのだ。研究チームは交差偏光などを用いて、従来は検出できなかったものも含めて恐竜の脚の骨の成長線を観察することに成功した。

これまでの研究では、T・レックスは哺乳類や鳥類のように急速に成長するとされていた。そして25歳までに大人の大きさ、つまり成体(体重約8トン)に達し、寿命は長くても30歳くらいというのが通説だった。

だが研究チームが改めて骨の成長線を数えたところ、T・レックスの成長期はこれまで考えられていたよりも長く、35~40年かけて成体にまで成長することが判明した。

最も成長スピードが速いのは14~29歳の時期で、体重は1年当たり360~550キロ増えることもあった。だが、この時期を過ぎると亜成体と呼ばれる時期に入り、成長速度は緩やかになる。そして10年かそれ以上たってようやく、成体となったという。

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