最新記事

キャリア

脱毛レベルのストレスから蘇った私が身に付けた3つの習慣

Poductivity Lessons I Learned the Hard Way

印刷

 ありとあらゆる機能付きの凝ったアプリを使う友人もいる。それが私に役立つかと言えば、答えは「ノー」だ。自分に必要なものは何かが大事なのだ。

生産性が落ちる時間帯には思い切って働かない

 世の中には、いちばん生産性の上がる時間帯についてのためになるアドバイスがあふれている。けれども私は、やる気ゼロのどん底に落ちるまで、自分にとって「生産性が高い」時間帯を知らなかった。そのせいで、ストレスを抑えることも成果を上げることもできなかった。

 私の場合は、午前11時までに仕事を始めなければほとんど何も手につかないことに気がついた。早い時間帯にはなぜか力が湧き、さっさと仕事が片づいた。これを午後まで先送りしてしまうと効率はがた落ち。ToDoリストをやり終える確率は15%程度まで下がってしまう。

 去年の私は、頭の中でこんなセリフを繰り返していた。「仕事は後にしよう。時間はたっぷりあるのだから」。確かに1日の稼働時間は12~13時間くらいある。しかしやる気が出ない時間帯になると、私のその日の「生産力」はほとんど底を突く。その結果、締め切りぎりぎりまで延々と仕事をする羽目になり、ストレスも最悪のレベルに達したのだ。

 やる気を失う時間帯が知りたかったら、5~6週間かけて「いちばん仕事をやりたくないと感じた時間帯」を書き出してみるといい。毎日夕方の5時くらいになるとネットを漫然と眺めていたり、朝は目覚ましのスヌーズボタンを7回も押していたりすることはないだろうか? そういった時間帯には無理に仕事をしようとせず、調子が出る時間帯にずらすべきだ。

夜明け前に起きてもいい、睡眠習慣を最適化する

 ToDoリストと時間はうまく活かせるようになったものの、私はもうひとつ決定的な過ちを犯していた。仕事の時間帯が変わったのに、睡眠習慣を変えていなかったのだ。そのころの私は、夜中の1時か2時にベッドに入り、朝の7時に起きて仕事をしていた。一日中、頭がボーっとして不機嫌だったのは言うまでもない。

 ずっと早くベッドに入るようにしてみたところ(夜9時か10時くらい)、目覚めも良くなり、仕事にきちんと取りかかれるようになった。今は11時30分までに眠るようにしている。

 睡眠習慣に関しては、固定観念にとらわれないほうがいい。たとえば私の友人は、夜明け前にもっとも生産性が上がるタイプだ。彼は、寝不足解消のために1日のうちに長めの仮眠を数回とっているのだが、それがとても上手くいっている。

今、あなたにオススメ

最新ニュース

ワールド

ペルー大統領、フジモリ氏に恩赦 健康悪化理由に

2017.12.25

ビジネス

前場の日経平均は小反落、クリスマス休暇で動意薄

2017.12.25

ビジネス

正午のドルは113円前半、参加者少なく動意に乏しい

2017.12.25

ビジネス

中国、来年のM2伸び率目標を過去最低水準に設定へ=現地紙

2017.12.25

新着

ここまで来た AI医療

癌の早期発見で、医療AIが専門医に勝てる理由

2018.11.14
中東

それでも「アラブの春」は終わっていない

2018.11.14
日中関係

安倍首相、日中「三原則」発言のくい違いと中国側が公表した発言記録

2018.11.14
ページトップへ

本誌紹介 最新号

2024.4.23号(4/16発売)

特集:老人極貧社会 韓国

2024.4.23号(4/16発売)

地下鉄宅配に古紙回収......繁栄から取り残され、韓国のシニア層は貧困にあえいでいる

韓国社会 奇跡の成長に取り残された貧困高齢者
高齢化 人類史上最速の人口減少国
視点 韓国少子化のウソとホント
デジタル雑誌を購入
最新号の目次を見る
本誌紹介一覧へ

Recommended

MAGAZINE

特集:静かな戦争

2017-12・26号(12/19発売)

電磁パルス攻撃、音響兵器、細菌感染モスキート......。日常生活に入り込み壊滅的ダメージを与える見えない新兵器

  • 最新号の目次
  • 予約購読お申し込み
  • デジタル版

ニューストピックス

人気ランキング (ジャンル別)

  • 最新記事
  • コラム&ブログ
  • 最新ニュース