最新記事
Kポップ

NewJeansやIVEが台頭するKポップ...TWICEの第2章が始まった

The Return of TWICE

2023年4月13日(木)14時00分
ロクシー・サイモンズ(本誌テレビ・映画担当)

230418p48_TWC_03.jpg

米人気番組『トゥナイト・ショー』でパフォーマンスを披露(3月9日) TODD OWYOUNGーNBC/GETTY IMAGES

ダヒョンが作詞を手がけたのは「BLAME IT ON ME」と「CRAZY STUPID LOVE」だ。

「歌詞を書き始めた頃は難しくて、どんな言葉でどんなメッセージを表現すればいいのか分からなかった」と、ダヒョンは言う。「でもこれまでに10曲以上を書いて、今ではずっと楽にできる。今回の2曲にはとても満足している」

ズーム(Zoom)の画面の向こうにいる9人は、リラックスした様子だ。時差と多忙なスケジュールのせいで、彼女たちがいる韓国は既に夜。最新アルバムのプロモーションのためのリハーサルを終えた後らしく、全員がカジュアルな格好をしている。疲れているはずだが、どのメンバーもそんなそぶりは見せない。

デビューから今年で8年になるTWICEは、長時間の仕事やきついスケジュールをこなすことにかけてはベテランだ。新アルバムについて丁寧に、熱心に話をしてくれる。

だが、これから始まる世界ツアーのことだけは、詳しく語ろうとしない。

4月15日のソウル公演で幕を開けるツアーの「パート1」では、約3カ月かけて5カ国を巡る。その後の追加公演も、近く発表される予定だ。

どんなパフォーマンスを披露するのか。できればもっと話したいが、あまり多くのことは明かせないという。

「ファンが驚くものになる。それは約束できるけれど、秘密だから」と、ジヒョは話す。「私たちのツアーの規模は、以前よりずっと大きくなっている。今年は、これまでで最大のスタジアム公演をする予定で、それほど多くのファンと一度に出会えることにすごく興奮している」

モモによれば、今回の振り付けは「かなり新鮮」だ。「私たちにとって大きな挑戦になる。今は何も教えられないけど、ものすごいサプライズになるのは保証する!」と、チェヨンが付け加える。

新たな領域に向かって

Kポップ産業が提供する魅力に世界が心底はまっているのは、TWICEをはじめとするグループのおかげだ。だが高まり続けるKポップ人気を前に、ひるんだりはしていないと、ジヒョは言う。

「プレッシャーを感じるよりも、今という幸運な時代に、大勢の人がKポップを愛してくれることに感謝している。努力して、アーティストとして力を尽くすことはもちろん重要だけれど、自分たちのエネルギーやありのままの姿を、できる限り多くの人と分かち合うことがもっと重要だと考えている」

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

過度な為替変動に警戒、リスク監視が重要=加藤財務相

ワールド

アングル:ベトナムで対中感情が軟化、SNSの影響強

ビジネス

S&P、フランスを「Aプラス」に格下げ 財政再建遅

ワールド

中国により厳格な姿勢を、米財務長官がIMFと世銀に
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:日本人と参政党
特集:日本人と参政党
2025年10月21日号(10/15発売)

怒れる日本が生んだ「日本人ファースト」と参政党現象。その源泉にルポと神谷代表インタビューで迫る

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多い県」はどこ?
  • 2
    日本で外国人から生まれた子どもが過去最多に──人口減少を補うか
  • 3
    大学生が「第3の労働力」に...物価高でバイト率、過去最高水準に
  • 4
    「認知のゆがみ」とは何なのか...あなたはどのタイプ…
  • 5
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 6
    【クイズ】世界で2番目に「金の産出量」が多い国は?
  • 7
    【クイズ】サッカー男子日本代表...FIFAランキングの…
  • 8
    疲れたとき「心身ともにゆっくり休む」は逆効果?...…
  • 9
    【クイズ】世界で2番目に「リンゴの生産量」が多い国…
  • 10
    ビーチを楽しむ観光客のもとにサメの大群...ショッキ…
  • 1
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以外の「2つの隠れた要因」が代謝を狂わせていた
  • 2
    まるで『トップガン』...わずか10mの至近戦、東シナ海で「中国J-16」 vs 「ステルス機」
  • 3
    中国人が便利な「調理済み食品」を嫌うトホホな理由とは?
  • 4
    フィリピンで相次ぐ大地震...日本ではあまり報道され…
  • 5
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 6
    ベゾス妻 vs C・ロナウド婚約者、バチバチ「指輪対決…
  • 7
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 8
    時代に逆行するトランプのエネルギー政策が、アメリ…
  • 9
    「中国のビットコイン女王」が英国で有罪...押収され…
  • 10
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 3
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に...「少々、お控えくださって?」
  • 4
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 5
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 6
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 7
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 8
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 9
    【クイズ】日本人が唯一「受賞していない」ノーベル…
  • 10
    数千円で買った中古PCが「宝箱」だった...起動して分…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中