トランプ大統領の「輸入車関税」詳細と、その影響とは?
部品への関税は延期
トランプ氏が署名した布告によると、25%の関税はエンジンやトランスミッション、パワートレインなど、主要な自動車部品の輸入にも適用される。
しかし、部品への関税発動は5月3日まで最大1カ月延期される可能性があり、日程については今後発表される連邦官報で示される。
官報では、トランプ氏の布告で明らかにされていない対象部品の具体的な関税コードも含まれる。
USMCAに準拠した自動車・部品は一部免除
USMCAの原産地規則に準拠する車両と部品は関税が一部免除される。ただ、米国で生産された部品の割合に応じた免除となる。メキシコで製造されたトラックで、部品の45%が米国製の場合、残りの55%に25%の関税がかかる。
部品も同様に米国製ではない部分に関税がかかる。
しかし、こうした割合を決定するのは複雑となる。USMCAに準拠した自動車部品は、商務省と税関・国境警備局が非米国製部品に関税を適用するプロセスを決定するまで免除される。このプロセスについては期限は定められていない。