最新記事

仮想通貨

「私は正しかった」──300万ドルを稼ぎ損ねても仮想通貨を手放さない理由とは?

“I’ve Lost Nearly $3m on Dogecoin”

2022年7月21日(木)16時22分
グラウバー・コンテソト(仮想通貨の投資家)

最初の6~8カ月間は多くの人が応援してくれたが、他の仮想通貨とのコラボやプロモーションに乗り出すと状況が一変し、憎しみをぶつけられるようになった。

一方、最近のYouTube配信に多くの支援も寄せられている。何よりありがたいのは私が築き上げたオンラインコミュニティーだ。

私は正直さがモットーで、動画の最後に必ず自身のポートフォリオを開示して現状をさらけ出している。すると、過去の意地悪な発言を謝罪してくれる人や、自分の体験を語ってくれる人が現れ始めた。

ドージコインを含む仮想通貨が低迷している大きな要因は、ウクライナ戦争だと思う。住宅市場も今はバブルに沸いているが、不況が迫っている。今は全てが悪い。それが仮想通貨にも影響するはずだ。

それでも、私はまだ楽観的だ。若い世代の意識が高まってきているからだ。今は傍観している人が多いが、再び仮想通貨の相場が高騰すれば誰もが使い始めるはずだ。

個人的には、次に派手な上げ相場が来たらビットコインは10万ドルに、ドージコインは1ドルに高騰すると思う。現時点では、私にとっては全ての利益を確定させるほうが都合がいい。市場の動向を見て再投資すればいいのだから。

でも、それは卑怯だと思う。「ずっと保有し続ける」と言っておきながら、状況が厳しくなった途端に売り抜けるなんて私にはできない。

何が起きても受け入れると決めている。これは長期戦だ。船が沈んだら、私も一緒に沈むつもりだ。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

NY外為市場=ドルおおむね下落、米景気懸念とFRB

ビジネス

ステーブルコイン普及で自然利子率低下、政策金利に下

ビジネス

米国株式市場=ナスダック下落、与野党協議進展の報で

ビジネス

政策不確実性が最大の懸念、中銀独立やデータ欠如にも
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 2
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2人の若者...最悪の勘違いと、残酷すぎた結末
  • 3
    「路上でセクハラ」...メキシコ・シェインバウム大統領にキスを迫る男性を捉えた「衝撃映像」に広がる波紋
  • 4
    クマと遭遇したら何をすべきか――北海道80年の記録が…
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    なぜユダヤ系住民の約半数まで、マムダニ氏を支持し…
  • 7
    【銘柄】元・東芝のキオクシアHD...生成AIで急上昇し…
  • 8
    長時間フライトでこれは地獄...前に座る女性の「あり…
  • 9
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 10
    「これは困るよ...」結婚式当日にフォトグラファーの…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 3
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 4
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 5
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 6
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 7
    だまされやすい詐欺メールTOP3を専門家が解説
  • 8
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 9
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 10
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 7
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 10
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中