コラム

英アンドルー王子、未成年者との性的関係疑惑で「更迭」 米捜査当局の召喚迫りエリザベス女王が苦渋の決断?

2019年11月21日(木)17時30分

エプスタイン被告は食事と同じく1日3度オーガズムに達しないと満足できなかったと言われるほどの性豪。自分の遺伝子を残すためニューメキシコの牧場で20人の女性を妊娠させ、自分の死後は頭部と性器を冷凍保存する計画を立てていたと報道されています。

性の報酬は1回3万2500円

英王室は「アンドルー王子が人的搾取を許容し、参加し、促したと示唆されるのは耐え難い」と疑惑を全面否定。アンドルー王子も声明を発表して「逮捕や有罪につながる、いかなる行動も目撃せず、疑いもしなかった」と身の潔白を主張してきました。

しかし法廷には2000点もの証拠書類が提出され、「王子に胸を触られた」「王子が若いロシア人女性に足をマッサージしてらっているのを目撃した」という証言が相次いでいます。同被告は自分の身を守る保険として隠しカメラで有力者やセレブの「いけない遊び」を撮影していたとも言われています。

数十人の未成年女性が性的搾取され「恐怖の館」と呼ばれていた悪名高きエプスタイン被告の居宅(時価約90億円超)に出入りしていたアンドルー王子は中で何が行われていたのかを知り得る重要な証人です。

未成年女性に与えられた性の報酬は1回300ドル(約3万2500円)程度だったと言われています。1999年半ばからエプスタイン被告に性的マッサージを強いられていた別の女性は英王室の夏の休暇地バルモラル城に滞在し、アンドルー王子と楽しんだと証言しています。

英王族だからと言って特別扱いは無用です。アンドルー王子は米捜査当局に洗いざらい証言することが求められています。

※当記事はYahoo!ニュース 個人からの転載です。

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プロフィール

木村正人

在ロンドン国際ジャーナリスト
元産経新聞ロンドン支局長。憲法改正(元慶応大学法科大学院非常勤講師)や国際政治、安全保障、欧州経済に詳しい。産経新聞大阪社会部・神戸支局で16年間、事件記者をした後、政治部・外信部のデスクも経験。2002~03年、米コロンビア大学東アジア研究所客員研究員。著書に『欧州 絶望の現場を歩く―広がるBrexitの衝撃』(ウェッジ)、『EU崩壊』『見えない世界戦争「サイバー戦」最新報告』(いずれも新潮新書)。
masakimu50@gmail.com
twitter.com/masakimu41

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