台湾、東沙諸島の防衛強化へ 中国の活動活発化で=政府高官
4月2日、台北での記者会見で撮影 REUTERS/Ann Wang
Ben Blanchard Angie Teo
[台北 2日 ロイター] - 台湾の海巡署(沿岸警備隊)を所管する海洋委員会の管碧玲主任委員(大臣)は2日、南シナ海北端に位置する東沙諸島周辺で中国が活動を活発化させているとして、同諸島の防衛を強化する方針を明らかにした。
東沙諸島は台湾南部と香港のほぼ中間に位置する。公立公園に指定されており、防衛の責任は軍ではなく海巡署が担っている。台湾本島から400キロメートル以上離れており、一部の安全保障専門家は中国の攻撃に対して脆弱だと指摘している。
管氏は台北外国特派員クラブで講演し、中国が「グレーゾーンによる嫌がらせ」を行う海域を徐々に広げていると指摘した。中国の活動の中心はこれまで台湾本島周辺と、中国沿岸に近い金門島周辺だったが、昨年以降は中国政府の船舶による活動が東沙諸島周辺で増えていると述べた。
「政治的・戦略的観点から、東沙を掌握することは中国側にとって相当な戦略的意義を持つと認識している」と語った。「東沙は島しょ防衛システムを構築する上で優れた、極めて重要な拠点であり、現在開発計画がある」と述べたが、詳細には触れなかった。





