豪、重要産業に10億豪ドル無利子融資提供へ 燃料高負担軽減策
4月1日、シドニーのパブで、アルバニージー首相の演説を見る利用客。によるイラン危機に関する国民向け演説を視聴している。REUTERS/Hollie Adams
Renju Jose
[シドニー 2日 ロイター] - オーストラリアのアルバニージー首相は2日、中東紛争の影響を受けている輸送業者や肥料メーカーなど重要産業の企業の資金繰りを支援するため、最大10億豪ドル(6億9300万ドル)の無利子融資を提供すると発表した。
オーストラリアは燃料の80%超を輸入に頼る。政府は市場への供給は十分だと説明しているが、一部地域ではパニック買いが起きている。
アルバニージー氏は1日、異例の国民向け演説で、中東紛争による経済的な打撃が数カ月続くとの見通しを示し、燃料需給逼迫の緩和に向け国民に公共交通機関の利用など協力を求めた。
2日、ナショナル・プレス・クラブで演説した同氏は「今回の危機がもたらす圧力を排除すると約束できる政府はない。しかしわれわれは最悪の事態に対する緩衝材にはなれる。世界的な衝撃の時代におけるショックアブソーバーだ」と述べた。
政権はすでにガソリン・ディーゼル油の備蓄放出、燃料税の引き下げ、燃料規制の一時的な緩和を実施している。国内各州は2日、ドライバーの負担軽減策として、燃料取引にかかる物品サービス税(GST)の増収分を返上することで合意した。





