コロンビア中銀が2会合連続利上げ、政府との意見対立鮮明に
コロンビア中央銀行のロゴ。2025年1月、ボゴタで撮影。REUTERS/Luisa Gonzalez
Nelson Bocanegra Carlos Vargas
[ボゴタ 31日 ロイター] - コロンビア中央銀行は31日の会合で、政策金利を100ベーシスポイント(bp)引き上げて11.25%にすることを決めた。利上げは2会合連続。ただ、政府代表を務めるアビラ財務相が経済状況とは「釣り合っていない」と異を唱え、金融政策運営を巡る中銀と政府の意見対立があらわになった。
中銀のビジャル総裁によると、今回の100bp利上げには政策委員7人中4人が賛成した。2人は50bpの利下げ、残る1人は金利据え置きを主張した。
アビラ氏は、中銀が一般国民ではなく金融セクターに関心を向け過ぎていると批判。政策判断と実体経済の整合性を取る必要性という課題を中銀が解決するまで、政府代表の政策委員会への出席を見合わせると述べた。
中銀の政策決定後に予定されていたビジャル総裁との共同会見にも、アビラ氏は姿を見せなかった。
アビラ氏と同氏を任命したペトロ大統領は何年も前から、利上げや金利据え置きに反対し、利下げこそが経済に有益だと主張している。
一方、ビジャル総裁は、中銀は来年中に物価上昇率を長期的な目標の3%に戻すため最善を尽くしていると語り、中銀は独立的な行動が可能でなければならないとして、政治圧力による政策判断を拒絶した。
また同氏は、政策委員会から政府代表を引き揚げるのは憲法上の規定に反すると苦言を呈した。
コロンビアの消費者物価は、最低賃金引き上げや政府支出拡大に伴って上振れが続いている。利上げはこうした物価情勢への対応のほか、イラン情勢を受けた燃料価格上昇の影響に対する予防的措置の意味合いもあるとみられている。





