チリのカスト大統領就任、数十年間で最も右寄りの政権発足
3月11日、チリのバルパライソで行われた就任式に出席するカスト大統領。REUTERS/Rodrigo Garrido
Alexander Villegas Fabian Cambero
[バルパライソ/サンティアゴ 10日 ロイター] - チリのホセアントニオ・カスト氏は11日、議会のある沿岸都市バルパライソで開かれた政権移譲式典で宣誓し、大統領に就任した。治安悪化に危機感を持った有権者がラテンアメリカの一部で広がる保守化の流れを支持したため、チリはここ数十年で最も右寄りの政権に急転換した。
式典はアルゼンチンのミレイ氏、エクアドルのノボア氏、パラグアイのペニャ氏といった中南米諸国の大統領やスペインのフェリペ国王などが参列した。
カスト氏は自らがかつて2021年の選挙で敗れた左派のボリッチ氏から政権を引き継ぐ。
カスト氏は規制緩和、歳出削減、市場優先の政策を通じて経済成長を促進する一方で、移民と犯罪を厳しく取り締まると公約している。チリは世界最大の銅生産国であり、カスト氏は景気の上昇期に当選したが、イラン戦争が世界市場を揺るがす状況で政権を発足させる。
カスト氏はまた分断された議会に直面することになり、迅速に実行すると誓った公約が妨げられる可能性もある。





