ニュース速報
ワールド

米中「デカップリング論」に警鐘、中国外相がミュンヘン会議で演説

2026年02月15日(日)15時12分

 中国の王毅外相は14日、ミュンヘン安全保障会議で演説し、米国に中国から距離を置くよう求める「反射的な」呼びかけに警鐘を鳴らした(2026年 ロイター/Liesa Johannssen)

[‌ミュンヘン 14日 ‌ロイター] - 中国の王毅外相​は14日、ミュンヘン安全保障会議で演説し⁠、米国に中国​から距離を置くよう求める「反射的な」呼びかけに警鐘を鳴らした。米側から最近いくつかの前向きな兆候が見られる⁠としつつ、一部の米の声が両国関係を損なっていると主張し⁠た。

​王氏は13日、ルビオ米国務長官と会談。トランプ大統領は4月に中国を訪問する予定だ。

欧米は、サプライチェーンの重要な部分について中国への依存度が高まっ⁠ていることを警戒し、依存‌度を低減すべきとの声が広く上がって⁠い⁠る。

王氏は、米国の一部の人々が「あらゆる手段を講じて中国を攻撃し中傷している」と述べた上で、両国関係には二つの見‌通しがあると解説。一つ目の見​通し‌として、米が⁠中国を合理的​かつ客観的に理解し、前向きで現実的な対中政策を取ることを挙げた。

「もう一つの見通しは、中国からのデカップリング(切り離し)‌を求め、サプライチェーンを断ち切り、純粋に感情的で反射的な​方法であらゆる面で⁠中国に反対することだ」と述べた。一部の人々が「台湾を中国から分離させよ​うとし、中国のレッドラインを踏みにじっている」と警告し「米中を紛争に追い込む可能性が非常に高い」と述べた。

ロイター
Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

イスラエル・レバノン、ヒズボラ巡り直接協議 米仲介

ビジネス

ECB、インフレに慎重対応 逸脱一時的なら=アイル

ビジネス

米国株式市場=続伸、S&P最高値に迫る 中東情勢解

ビジネス

NY外為市場=ドル下落、米イラン交渉再開巡り期待感
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:台湾有事の新シナリオ
特集:台湾有事の新シナリオ
2026年4月21日号(4/14発売)

地域紛争の「大前提」を変えた米・イラン戦争が台湾侵攻の展開に及ぼす影響をシミュレーション

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    米軍の海上封鎖に中国が抗議、中国タンカーとの衝突リスク高まる
  • 2
    停戦合意後もレバノン猛攻を続けるイスラエル、「国防軍は崩壊寸前」
  • 3
    高さ330メートルの絶景と恐怖 「世界一高い屋外エレベーター」とは
  • 4
    日本は「イノベーションのやり方」を忘れた...ホンダ…
  • 5
    中国がイラン戦争一時停戦の裏で大笑い...一時停戦に…
  • 6
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文…
  • 7
    【銘柄】イラン情勢で「任天堂」が急落 不確実な相…
  • 8
    トランプを批判する「アメリカ出身のローマ教皇」レ…
  • 9
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 10
    「仕事ができる人」になる、ただ1つの条件...「頑張…
  • 1
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文章」...歴史を塗り替えかねない、その内容とは?
  • 2
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収される...潜水艦の重要ルートで一体何をしていた?
  • 3
    韓国、生理用品無償支給を7月から開始 靴の中敷きで代用した少女たちから10年、アジア初の普遍的支援へ
  • 4
    停戦合意後もレバノン猛攻を続けるイスラエル、「国…
  • 5
    撃墜された米国機から財布やID回収か、イラン側が拡…
  • 6
    ポケモンで遊ぶと脳に「専用の領域」ができる? ポ…
  • 7
    中国がイラン戦争一時停戦の裏で大笑い...一時停戦に…
  • 8
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライ…
  • 9
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 10
    健康を守るはずのサプリが癌細胞を助ける? 思いがけ…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 3
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 4
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文…
  • 5
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 6
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収され…
  • 7
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 8
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 9
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
  • 10
    第6回大会を終えて曲がり角に来たWBC
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中