ロシア、ウクライナ南部に集中攻撃 オデーサで停電・ドネツクで死傷者
ロシアのドローン(小型無人機)攻撃で破損した車。ウクライナ南部オデーサで9日撮影。REUTERS/Nina Liashonok
[モスクワ/キーウ 10日 ロイター] - ロシア軍が10日、ウクライナ南部の黒海沿岸にある港湾都市オデーサのエネルギー施設を攻撃し、同地域南部の9万5000人以上が停電する事態となっている。地域当局者が明らかにした。
ロシアはこの日夜間、ウクライナに向けて無人機125機を発射。ウクライナ空軍によると、同国防空部隊が110機を撃墜または無力化した。
ロシアは10月以降、ウクライナの電力網やその他のエネルギーインフラへの攻撃を激化させており、数百万人が凍えるような寒さの中で電力と暖房を失っている。中でもオデーサ地域は頻繁に攻撃の標的となっている。
電力会社DTEKは、同地域のエネルギー施設の被害は「甚大」で、修復には長い時間を要すると述べた。
またこの日も、ウクライナ各地でロシアによる攻撃が相次いだ。東部ドネツク州の知事によると、同州のウクライナが掌握する地域で、ロシア軍の空爆により11歳の少女とその母親が死亡、14人が負傷した。
ロシアは、和平協定の進展を図るため、同軍が制圧できなかったドネツク地域の残り20%をウクライナに放棄するよう迫っているが、ウクライナはこれを拒否している。
ロシア側はこの攻撃について直ちにコメントしなかった。
一方、ロシアの管理下にある南部のザポリージャ原子力発電所では、電力を供給する2本の外部送電線のうち1本がウクライナの攻撃により切断された。ロシアが設置した同発電所の管理者が明らかにした。
これにより、同発電所が立地するエネルホダルの住宅などへの熱供給は一時的に停止されているという。
ロイターは両者の主張を確認できず、ウクライナ側からのコメントは得られていない。





