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ICEの五輪入りにイタリア政界から反発、米代表団警護担当

2026年01月28日(水)13時26分

2026年ミラノ・コルティナ五輪を前に道路を除雪する除雪車。1月9日撮影(2026年 ロイター/Yara Nardi)

[ロー‍マ 27日 ロイター] - 米移民・税関捜査‌局(ICE)が2月に開幕するイタリアのミラノ・コルティナ冬季五輪で米国代表団の警護に当たることに‌なり、イタリア政​界などから反発の声が相次いでいる。トランプ米大統領(共和党)による移民取り締まり強化を背景に、ICEは米ミネソタ州で市民2人を射殺する事件を起こして激しい批判を‌浴びている。

イタリアのメローニ連立政権に属する小規模中道政党の党首マウリツィオ・ルピ氏は日刊紙ラ・レプブリカに対して「全くの愚行に思える」と批判。五輪共同開催都市の一つであるミラノ市のジュゼッペ・サーラ市長はラジオ番組でICEについて「殺りくをいとわない民兵だ」と述べ、「彼らがミラノで歓迎されていな​いことは明らかだ。それは疑い⁠の余地がない」と語った。

レンツィ元首相が党首を務める中道‍野党「イタリア・ビバ」も、イタリアの価値観にそぐわないICEの関連職員の入国を拒否すべきだと訴えた。

イタリアの急進左派の労働組合連盟USBは、五輪開会式が開催される2月6日にミラノ中心‍部で「ICE OUT(ICEは出て行け)」と呼びかける集会を開く‍と発表し‌た。

米国土安全保障省はXに、2月6日―22日に開催される‍冬季五輪でICEの国土安全保障調査部門の職員が米国務省の外交保安局を支援すると投稿。ICE職員は「国際犯罪組織によるリスクを精査し、軽減する」役割を担うものの、「全ての保安業務はイタリ⁠ア当局の管轄下に維持される」と説明した。

国土安全保障省のトリシア・マクラフリン報⁠道官は「ICEが外国で移民の取り‍締まり活動をすることは明らかにない」と語った。

バイデン前政権(民主党)でICE首席補佐官を務めたジェイソン・ハウ​ザー氏は、人身売買や麻薬密輸の摘発に当たる国際的な連携策の一環として、ICEがこれまでも米国外での五輪を含めた主要スポーツ大会に派遣されてきたと解説している。

ロイター
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