米、大麻規制を処方薬レベルに緩和検討 トランプ氏明かす
写真は大麻。2023年4月、ニューヨーク市で撮影。REUTERS/Shannon Stapleton
Trevor Hunnicutt
[ワシントン15日ロイター] - トランプ米大統領は15日、大麻を危険性の低い薬物に再分類する大統領令を検討していると述べた。これにより大麻産業の再編や刑事罰の緩和などにつながる可能性がある。
今回の転換は、連邦政府の大麻政策ではここ数十年で最も重要な変更の一つとされる。規制の分類が一般的な処方薬レベルまで緩和されれば、銀行や投資家に長く閉ざされていた投資の扉が開かれることにもなる。
大麻を乱用の可能性が最も高く、医療用途が認められていない「スケジュール1」から一般の処方薬と同じ「スケジュール3」に変更することを検討しているとの報道について、トランプ氏は「それを非常に前向きに検討している」と記者団に話し、「多くの人が再分類を望んでいる。そうしなければできない膨大な研究につながるからだ」と述べた。
大麻規制緩和の観測が報じられた先週以降、キャノピー・グロース、オーガニグラム・グローバル、SNDLなど関連企業の米上場株は上昇。ただ、この日は4─13%軒並み大幅下落して引けた。それでも、先週の報道後に比べるとなお高い水準にある。





