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韓国当局者、原潜は国内で建造 燃料を米国から調達の意向

2025年11月07日(金)18時51分

韓国・慶州で行われたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席するトランプ米大統領と韓国の李在明大統領。10月29日撮影。 REUTERS/Evelyn Hockstein

Ju-min Park Joyce Lee

[ソウル 7日 ロイター] - 韓国大統領府の当局者は7日、同国が原子力潜水艦の燃料用の濃縮ウランを米国から調達することを希望し、自国で原潜を建造する意向だと述べた。

当局者によると、李在明大統領は先週のトランプ米大統領との会談で、国内で潜水艦を建造する方針を示し、燃料については米国に支援を求めた。米側が、韓国が潜水艦用に核燃料を使用することを承認したという。

トランプ氏は先週、韓国による原潜建造を承認したと自身の交流サイト(SNS)に投稿した。ただし、原潜は米フィラデルフィアの韓国資本の造船所で建造するとしていた。

米韓の原子力協定では、韓国は軍事目的のウラン濃縮、使用済み核燃料の再処理はできない。

当局者によると、韓国と米国は、貿易交渉で合意した3500億ドルの対米投資パッケージや安全保障関連の項目などについてファクトシートの作成に取り組んでいる。ファクトシートは、米国の関係省庁が内容を精査し、文言の調整が続いているため、完成に時間を要する見通し。ただ、協定に関する見解の相違はないと説明した。

ロイター
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