シンガポール6月コアインフレ率、前年比+0.6% 予想下回る

7月23日 シンガポール統計局が23日に発表した6月の消費者物価指数(CPI)統計によると、コアインフレ率(民間道路輸送と住居費を除く)は前年同月比0.6%の上昇にとどまり、エコノミストの予想を下回った。写真はオーチャード・ロードで撮影(2025年 ロイター/Isabel Kua)
[シンガポール 23日 ロイター] - シンガポール統計局が23日に発表した6月の消費者物価指数(CPI)統計によると、コアインフレ率(民間道路輸送と住居費を除く)は前年同月比0.6%の上昇にとどまり、エコノミストの予想を下回った。
ロイターがまとめたエコノミスト予想は0.7%の上昇だった。
総合CPIは前年比0.8%の上昇し、こちらもエコノミスト予想の0.9%を下回った。
EToroの市場アナリスト、ジョシュ・ギルバート氏は、予想を下回るインフレ率がシンガポール金融管理局(MAS、中央銀行)が金融政策を緩和するとの見方を強めていると述べた。
「経済成長が依然として低迷しインフレが十分に抑制されていることから、MASが政策を据え置くことを正当化するのは難しくなるだろう。今日のデータはそうした見方を裏付けるものだ」と指摘した。