ニュース速報
ワールド

韓国軍機の誤爆、朝鮮半島で武力衝突の可能性示す=KCNA

2025年03月12日(水)08時25分

北朝鮮は3月12日、韓国の戦闘機が訓練中に誤って民間地域に爆弾を投下したことについて、事故が朝鮮半島で新たな武力衝突を引き起こす可能性を示していると述べた。写真は破壊された店舗。北朝鮮との軍事境界線に近い韓国の村で6日撮影(2025年 ロイター/Kim Hong-Ji)

[ソウル 12日 ロイター] - 北朝鮮は12日、韓国の戦闘機が訓練中に誤って民間地域に爆弾を投下したことについて、事故が朝鮮半島で新たな武力衝突を引き起こす可能性を示していると述べた。国営の朝鮮中央通信(KCNA)が報じた。

北朝鮮との軍事境界線に近い韓国の村で6日、戦闘機2機が実弾演習中に射撃場の外にある民間人居住地に空対地爆弾8発を誤って投下し、民間人15人、兵士14人が負傷した。

KCNAは「爆弾がさらに北に落下し、境界線を越えていたら、どのような状況になっていたかは説明するまでもない」と指摘。

「米韓による悪意ある大規模な合同軍事演習を受け、偶発的な火花が朝鮮半島と世界を新たな武力衝突に巻き込みかねない事態は決して不合理な想像ではない」とした。

米韓両軍は10日、朝鮮半島有事を想定した定例の米韓合同軍事演習「フリーダムシールド」を開始したが、誤爆事故を受けて実弾演習は見送られている。演習は20日まで。

KCNAは敵の軍事活動を理由に、必要であれば予告なしに「容赦ない行動」を取ると警告した。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

豪、中国軍機の照明弾投下に抗議 南シナ海哨戒中に「

ワールド

ルーブル美術館強盗、仏国内で批判 政府が警備巡り緊

ビジネス

米韓の通貨スワップ協議せず、貿易合意に不適切=韓国

ワールド

自民と維新、連立政権樹立で正式合意 あす「高市首相
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:日本人と参政党
特集:日本人と参政党
2025年10月21日号(10/15発売)

怒れる日本が生んだ「日本人ファースト」と参政党現象。その源泉にルポと神谷代表インタビューで迫る

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号返上を表明」も消えない生々しすぎる「罪状」
  • 2
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 3
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多い県」はどこ?
  • 4
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 5
    本当は「不健康な朝食」だった...専門家が警告する「…
  • 6
    ニッポン停滞の証か...トヨタの賭ける「未来」が関心…
  • 7
    ギザギザした「不思議な形の耳」をした男性...「みん…
  • 8
    【インタビュー】参政党・神谷代表が「必ず起こる」…
  • 9
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 10
    「認知のゆがみ」とは何なのか...あなたはどのタイプ…
  • 1
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号返上を表明」も消えない生々しすぎる「罪状」
  • 2
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以外の「2つの隠れた要因」が代謝を狂わせていた
  • 3
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多い県」はどこ?
  • 4
    まるで『トップガン』...わずか10mの至近戦、東シナ…
  • 5
    フィリピンで相次ぐ大地震...日本ではあまり報道され…
  • 6
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 7
    中国人が便利な「調理済み食品」を嫌うトホホな理由…
  • 8
    日本で外国人から生まれた子どもが過去最多に──人口…
  • 9
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 10
    本当は「不健康な朝食」だった...専門家が警告する「…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 3
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に...「少々、お控えくださって?」
  • 4
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 5
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 6
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 7
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 8
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    【クイズ】日本人が唯一「受賞していない」ノーベル…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中