リビア株式市場、9年超ぶりに再開
12月25日、北アフリカ・リビアの株式市場は、首都トリポリの取引所で9年以上ぶりに取引が再開された。政情不安により、取引は2014年から停止されていた。写真は2014年1月、トリポリの株式市場で撮影(2023年 ロイター/Ismail Zitouny)
[トリポリ 25日 ロイター] - 北アフリカ・リビアの株式市場は25日、首都トリポリの取引所で9年以上ぶりに取引が再開された。政情不安により、取引は2014年から停止されていた。
リビア暫定統一政府のドベイバ首相と取引所関係者がこの日、取引再開を告げる鐘を鳴らした。
リビア第二の都市ベンガジの取引所では来週にも取引が再開される見込みという。
ドベイバ氏は、証券取引所は「リビア経済を改善する手段の一つ」だとし、「株式市場の重要性は、国内総生産を倍増させ、財政赤字の解消に貢献し、一般予算の負担を軽減することに具現化されている」と述べた。
取引所トップは、上場規模の拡大に向けて取り組むと述べた。
10社のうち8社が25日に上場されたが、取引されたのは3社だけだった。
リビア株式市場は2006年に開設。11年の北大西洋条約機構(NATO)の軍事介入でカダフィ政権が崩壊した後、取引は1年以上停止された。
14年の武装勢力間の内戦で再び取引は停止。同年に東西に分裂した。