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OPECプラス、ロシア禁輸補填の供給増は協議せず=大統領府

ロシア大統領府(クレムリン)のペスコフ報道官は28日、石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」との間で、ロシアの燃料輸出禁止を補うための原油供給増の可能性を巡る協議はしていないと述べた。(2023年 ロイター/Heinz-Peter Bader)
[モスクワ 28日 ロイター] - ロシア大統領府(クレムリン)のペスコフ報道官は28日、石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」との間で、ロシアの燃料輸出禁止を補うための原油供給増の可能性を巡る協議はしていないと述べた。
「そのような協議は行っていない。ロシアはOPECプラス内の全ての合意を順守しており、われわれのパートナーも同様だ」とした。
ロシアは日量50万バレル(生産量の約5%)の減産を表明したほか、輸出についても、年末まで5─6月の平均輸出量から日量30万バレルを削減するとしている。
ロシアはここ数カ月、ガソリンとディーゼル燃料の不足に悩まされている。
燃料不足を巡り、国内生産者に何らかの行政措置が適用される可能性があるかとの質問に対し、ペスコフ氏は、その必要はないが、企業との「作業」は実施されると述べた。