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ベラルーシのロシア戦術核配備は西側の行動による選択=政府高官
2023年05月29日(月)08時53分
[28日 ロイター] - ベラルーシ政府高官のアレクサンドル・ボルフォビッチ氏は、西側諸国の行動によってベラルーシはロシアの戦術核をベラルーシ国内に配備するしかなくなったと強調するとともに、西側は重要な戦略的問題で一線を越えないよう気をつけた方がよいとくぎを刺した。国営通信社ベルタが28日、同氏の国営テレビのインタビューでの発言として伝えた。
ボルフォビッチ氏は、1991年の旧ソ連崩壊後に米国が安全保障を提供し、制裁を科さなかったので、核兵器が撤去されたのは理にかなっていたと指摘。しかし「現在は全てがご破算になった。あらゆる約束は永久に消えてなくなった」と語った。
その上で同氏は「だから(ロシアの)戦術核配備は戦略的な抑止に向けたステップの一つだ。当然ながら西側の政治家の頭に理性が残っているなら、このレッドラインを越えることはないだろう」と付け加えた。
また戦術的な核兵器であっても、実際に使用されれば取り返しのつかない結果につながるとけん制した。
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