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カナダ預金保険公社、保険対象額上限を見直し=業界団体

3月21日、カナダ預金保険公社(CDIC)は国内の金融システムを保護するために預金保険の限度額を見直していると、銀行・信託協会のトップが21日に明らかにした。写真はカナダドルの硬貨。トロントで2015年1月撮影(2023年 ロイター/Mark Blinch)
[トロント 21日 ロイター] - カナダ預金保険公社(CDIC)は国内の金融システムを保護するために預金保険の限度額を見直していると、銀行・信託協会のトップが21日に明らかにした。
カナダの中小銀行を代表する同協会は先月、CDICの預金保険の対象を預金者1人当たり20万カナダドル(約14万6000米ドル)に倍増するよう求める文書をフリーランド財務相に送った。
アンドリュー・ムーア会長はインタビューで「CDICは預金者保険制度が効果的であることを確認するために見直しを行っている」と語った。
CDICは現時点でコメント要請に応じていない。
フリーランド財務相の報道官は、政府が「強力な預金保険の枠組み」にコミットしていると述べた。
DBRSモーニングスターによると、カナダの上位6行であるロイヤルバンク・オブ・カナダ、ロント・ドミニオン・バンク、モントリオール銀行、カナディアン・インペリアル・バンク、スコシアバンク、ナショナルバンク・オブ・カナダの預金の約65%が保険対象外だという。