ニュース速報

ワールド

訂正トルコのシリア国境付近でM7.8の地震、両国で死者500人以上か

2023年02月07日(火)02時44分

 2月6日、 ドイツ地球科学研究センター(GFZ)によると、トルコ中部でにマグニチュード(M)7.9の地震があった。写真はトルコ南東部ディヤルバクルで、地震で倒壊した建物 の周辺に集まった人々。 Aslan Avda氏のSNSより(2023年 ロイター)

(トルコのオクタイ「副首相」を「副大統領」に訂正します。)

[ディヤルバクル(トルコ)/アンカラ/ベイルート 6日 ロイター] - トルコ南東部のシリア国境付近で6日、マグニチュード(M)7.8の地震があり、500人以上が死亡、負傷者も多数出ている。現地では建物が多数倒壊し、救出活動が行われている。

今回の地震は、1万7000人を超える死者が出た1999年のイズミット地震以来の大規模な地震。震源地から北西に460キロメートル離れた首都アンカラでも揺れを感じた。

トルコのオクタイ副大統領(訂正)は284人が死亡し、2323人が負傷したと述べた。エルドアン大統領は被災地域の首長に電話し情報収集に当たっているという。

政府は国際支援を求める「レベル4アラーム」を宣言するとともに、レスキュー隊と物資を積んだ航空機を現地に派遣した。

シリア保健当局者は、北西部を襲った地震で死者が237人に達したほか、639人が負傷したと発表した。反政府勢力の管理下にある北西部でも150人近い死者が出ているもよう。

アサド大統領は緊急閣議を開き被害状況や対応策を協議している。シリアの首都ダマスカスや、ベイルートの首都ダマスカスでも揺れを感じ、人々が建物から飛び出して逃げる姿が見られた。

サリバン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)はツイッターで、米国はトルコとシリアでの地震を懸念しており、状況を注視していると表明した。

ウクライナのゼレンスキー大統領は、ツイッターへの投稿で「トルコでの地震で多数の死傷者が出たとの報道にショックを受けた」とし、「友好的な」トルコ市民に必要な支援をする用意があると述べた。

ドイツ地球科学研究センター(GFZ)によると、震源の深さは10キロ。

トルコ内相は、がれきに埋もれた人々の救出が最優先だとした上で、国民に携帯電話の使用を控えるよう求めた。

国営放送TRTなどの映像によると、建物に被害が及び、雪の積もった道に人々が避難している。また、カフラマンマラシュで倒壊した建物の周りに人々が集まって生存者を探す様子も映されている。

東に約350キロに位置するディヤルバクルのロイター記者によると、地震は約1分間続いて窓ガラスが割れるなどの被害が出た。

南東部シャンルウルファ県の知事はツイッターに「倒壊した建物がある」と投稿し、住民に安全な場所に移動するよう呼びかけた。

トルコ当局はカフラマンマラシュとシリア国境に近いガジアンテプ付近でM7.4の地震を記録したとしている。

レバノンのベイルートやトリポリでも人々が路上に出て、建物の倒壊に備えて車に逃げたと報告されている。

トルコ赤十字のトップは深刻な被害の情報が入っているとし、リソースを動員していると述べた。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ウィットコフ米特使がモスクワ到着、プーチン氏と会談

ワールド

中国のベネズエラ産原油購入、公正な価格で=米当局者

ビジネス

米11月PCE価格指数2.8%上昇、伸び加速

ワールド

米中首脳会談、年内最大4回の可能性 関係「良好に均
MAGAZINE
特集:「外国人問題」徹底研究
特集:「外国人問題」徹底研究
2026年1月27日号(1/20発売)

日本の「外国人問題」は事実か錯誤か? 7つの争点を国際比較で大激論

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コングスベルグ社のNSMにも似ているが...
  • 2
    【銘柄】「古河機械金属」の株価が上昇中...中国のレアアース規制で資金が流れ込む3社とは?
  • 3
    ニュージーランドの深海に棲む、300年以上生きている「とてつもなく巨大な」生物...その正体は?
  • 4
    老化の9割は自分で防げる...糖質と結び付く老化物質…
  • 5
    韓国が「モンスター」ミサイルを実戦配備 北朝鮮の…
  • 6
    ラブロフ、グリーンランドは‌デンマーク​の「自然な…
  • 7
    完全に「ホクロ」かと...医師も見逃した「皮膚がん」…
  • 8
    ノーベル賞に選ばれなかったからグリーンランドを奪…
  • 9
    ピラミッドよりも昔なのに...湖底で見つかった古代の…
  • 10
    日本はすでに世界第4位の移民受け入れ国...実は開放…
  • 1
    上野公園「トイレ騒動」に見る、日本のトイレが「世界一危険」な理由
  • 2
    ピラミッドよりも昔なのに...湖底で見つかった古代の船が明かす、古代の人々の「超技術」
  • 3
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コングスベルグ社のNSMにも似ているが...
  • 4
    【銘柄】「古河機械金属」の株価が上昇中...中国のレ…
  • 5
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 6
    ニュージーランドの深海に棲む、300年以上生きている…
  • 7
    完全に「ホクロ」かと...医師も見逃した「皮膚がん」…
  • 8
    世界最大の埋蔵量でも「儲からない」? 米石油大手が…
  • 9
    中国のインフラ建設にインドが反発、ヒマラヤ奥地で…
  • 10
    【銘柄】「住友金属鉱山」の株価が急上昇...銅の高騰…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 8
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 9
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 10
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中