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中国企業保有のペルー銅鉱山、操業停止の可能性 抗議活動で

中国資源大手のMMG(五鉱資源)は30日、同社が保有するペルーのラスバンバス銅鉱山について、同国で続く抗議活動の影響で2月1日から操業を一時停止する可能性があると明らかにした。資料写真、ラスバンバス銅鉱山付近でドローン空撮、2022年5月(2023年 ロイター/Angela Ponce)
[リマ 30日 ロイター] - 中国資源大手のMMG(五鉱資源)は30日、同社が保有するペルーのラスバンバス銅鉱山について、同国で続く抗議活動の影響で2月1日から操業を一時停止する可能性があると明らかにした。
MMGは「輸送が中断されて重要な物資が不足しており、ラスバンバス鉱山での作業が滞っている」とし、「状況が改善しなければ2月1日以降、銅の生産を続けることが不可能になる」と説明した。
MMGは通常2%程度の銅を全世界に供給している。
世界第2位の銅生産国であるペルーでは、12月上旬に当時のカスティジョ大統領が罷免されたことを受け全国各地で抗議活動が続いており、鉱山の操業にも影響が出ている。
資源大手グレンコアは20日、抗議活動の参加者がアンタパカイ銅山の施設を襲撃したため、操業を一時停止した。