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インタビュー:韓国大統領、投資環境整備の用意 テスラ工場誘致で
韓国の尹錫悦大統領はロイターのインタビューに応じ、米テスラが計画している完成車生産の「ギガファクトリー」について、韓国に誘致するため投資に適した環境整備などを進める考えを示した。ソウルで28日撮影(2022年 ロイター/Daewoung Kim)
[ソウル 29日 ロイター] - 韓国の尹錫悦大統領はロイターのインタビューに応じ、米テスラが計画している完成車生産の「ギガファクトリー」について、韓国に誘致するため投資に適した環境整備などを進める考えを示した。
尹氏とテスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は23日、テレビ会議方式で協議した。韓国大統領府の発表によると、マスク氏はアジアに建設予定の電気自動車(EV)製造工場について、韓国を最有力候補地に挙げた。
尹氏は「テスラやスペースXなどの企業が韓国への投資を検討している場合、投資を後押しするため政府は最善を尽くす」と述べ、韓国は高度なスキルを持った熟練労働者を提供することができるほか、外資に障害となる規制があれば国際標準に合わせると述べた。
韓国がテスラに提供できる他国よりも有利な点について質問された際、「こうした特定企業に役立つよう調整されたアプローチを準備している」と述べた。
テスラは、別のギガファクトリーの建設も検討するとしている。カナダやインドネシア、インド、タイなども候補地として取り沙汰されており、ニッケルなどの資源が豊富な国もあるが、自動車のサプライチェーン(供給網)は韓国のように整備されていないとアナリストは指摘する。