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米、太平洋諸国と首脳会談開催へ 中国念頭

9月2日、米ホワイトハウスは、バイデン大統領(写真)が28─29日にワシントンで太平洋諸国首脳との会談を開催すると発表した。ホワイトハウスで8月撮影(2022年 ロイター/Sarah Silbiger)
[ワシントン 2日 ロイター] - 米ホワイトハウスは2日、バイデン大統領が28─29日にワシントンで太平洋諸国首脳との会談を開催すると発表した。同地域で影響力を拡大する中国に対抗する狙いがある。
ホワイトハウスは声明で「(首脳会談は)気候変動や新型コロナウイルス対策、経済、海洋安全保障、環境保護、自由で開かれたインド太平洋の推進など重要な問題における協力の拡大・深化」を反映したものになると述べた。
政府当局者がロイターに語ったところによると、4月に中国と安全保障協定を締結したソロモン諸島など12カ国が招待されている。
ミクロネシア連邦、キリバス、パプアニューギニア、バヌアツ、サモア、トンガ、フィジーのほか、台湾と外交関係を結ぶマーシャル諸島、ナウル、パラオ、ツバルが含まれるという。
ホワイトハウスは首脳会談への出席を確認した国について詳細を明らかにしなかった。
ソロモン諸島のソガバレ首相は、シャーマン米国務副長官が8月上旬に訪問した際、同席する予定だった第2次世界大戦関連式典を欠席した。同国はまた8月下旬には米沿岸警備隊の船舶による給油要請に応じなかった。