英領北アイルランド議会選、シン・フェイン党が初めて第1党に

５月７日、英領北アイルランド議会選で、隣国アイルランドとの統一を訴えるシン・フェイン党が史上初めて第１党となった。写真は記者団に向けて発言する同党のオニール副党首。北アイルランド。マラフェルトで撮影（２０２２年　ロイター/Clodagh Kilcoyne）

［ベルファスト　７日　ロイター］ - 英領北アイルランド議会選で、隣国アイルランドとの統一を訴えるシン・フェイン党が史上初めて第１党となった。同党はかつての過激派アイルランド共和軍（ＩＲＡ）の政治組織が前身。

２議席が確定していない段階で、定数９０のうちシン・フェイン党は２７議席、民主統一党（ＤＵＰ）は２４議席を獲得。

シン・フェイン党のオニール副党首は、アイルランドとの統一という党の目標を巡り「誠実な議論」が行われるべきと述べた。

北アイルランドでは１世紀にわたり親英政党が議会の多数派を占めてきた。同党の勝利で北アイルランドの地位が変わることはないが、今回の象徴的な勝利の意味合いは大きいとみられている。