ニュース速報

ワールド

新規感染拡大続けば対策強化、専門家と適切に判断=西村再生相

2021年06月24日(木)12時25分

 西村康稔経済再生相(写真)は24日午前、都内で新型コロナウイルスワクチンの職域接種会場を視察した後の記者会見で、東京など首都圏の新規感染者増加について、感染の拡大が続けば「当然対策の強化が必要」と述べ、「専門家と意見を重ね、適切に判断したい」と述べた。写真は都内で昨年9月撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 24日 ロイター] - 西村康稔経済再生相は24日午前、都内で新型コロナウイルスワクチンの職域接種会場を視察した後の記者会見で、東京など首都圏の新規感染者増加について、感染の拡大が続けば「当然対策の強化が必要」と述べ、「専門家と意見を重ね、適切に判断したい」と述べた。

<10━11月接種終了に変更なし>

東京都の新規感者数が23日に619人と、26日ぶり600人を超えたことに関して「首都圏の感染者数が横ばいから少し増加傾向になっている」とした上で、「緊急事態宣言の解除により人の流れが増え、新規感染者も増えると想定していた」と述べた。

現状は「感染の速いデルタ株(インドで最初に確認された変異株)とワクチン接種のスピード競争」になっていると指摘し、「病床の状況や医療体制の負荷を考えながら、先手先手で対応することを考える必要がある」と語った。当面は、今行われている午後8時までの飲食店の営業時間短縮や酒類提供の制限などを徹底するよう求めた。

新型コロナウイルスワクチンの自治体の大規模接種と企業などの職域接種を巡り、申請が加速して供給できる量を上回る恐れがあるとして、河野太郎行政改革担当相が新規の申請の受け付けを一時停止すると発表したことについては「配送の適正化を図ると聞いており、10━11月に希望する人すべてのワクチン接種を終えることに変更はない」とした。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米ウクライナ首脳、日本時間29日未明に会談 和平巡

ワールド

訂正-カナダ首相、対ウクライナ25億加ドル追加支援

ワールド

ナイジェリア空爆、クリスマスの実行指示とトランプ氏

ビジネス

中国工業部門利益、1年ぶり大幅減 11月13.1%
MAGAZINE
特集:ISSUES 2026
特集:ISSUES 2026
2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 2
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指すのは、真田広之とは「別の道」【独占インタビュー】
  • 3
    【世界を変える「透視」技術】数学の天才が開発...癌や電池の検査、石油探索、セキュリティゲートなど応用範囲は広大
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」と…
  • 6
    【銘柄】子会社が起訴された東京エレクトロン...それ…
  • 7
    中国、米艦攻撃ミサイル能力を強化 米本土と日本が…
  • 8
    アベノミクス以降の日本経済は「異常」だった...10年…
  • 9
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...ど…
  • 10
    なぜ筋肉を鍛えても速くならないのか?...スピードの…
  • 1
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 2
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 5
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツ…
  • 6
    中国、インドをWTOに提訴...一体なぜ?
  • 7
    【過労ルポ】70代の警備員も「日本の日常」...賃金低…
  • 8
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...ど…
  • 9
    批評家たちが選ぶ「2025年最高の映画」TOP10...満足…
  • 10
    アベノミクス以降の日本経済は「異常」だった...10年…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 6
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「…
  • 7
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 8
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 9
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 10
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中