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東地中海問題、「EUの誠意が問われる」=トルコ大統領

9月6日、トルコとギリシャが東地中海の海底資源を巡り対立している問題で、トルコのエルドアン大統領(写真)は、欧州連合(EU)のミシェル大統領に対し、この問題でEUの誠意が問われることになると発言、公正な対応を求めた。写真はイスタンブールで8月撮影(2020年 ロイター/Murad Sezer)
[イスタンブール 6日 ロイター] - トルコとギリシャが東地中海の海底資源を巡り対立している問題で、トルコのエルドアン大統領は6日、欧州連合(EU)のミシェル大統領に対し、この問題でEUの誠意が問われることになると発言、公正な対応を求めた。
トルコ大統領府によると、エルドアン大統領は、EUの政治家による挑発的な言動はこの問題を解決する手立てにはならないと主張。「EUが国際法と地域の平和という観点から、東地中海でどのような態度を示すのか、誠意を問われることになる」と述べた。
ミシェル大統領は4日、今月24-25日のEU首脳会議でトルコに対する「アメとムチ」のアプローチを打ち出す方針を示した。
トルコは先月、東地中海に探査船を派遣。北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は3日、偶発的衝突の回避に向けた協議に両国が合意したと発表した。[nL4N2FY0W8][nL4N2G10FT]
ギリシャのミツォタキス首相は4日、トルコが挑発的な言動を止めれば、協議を開始すると表明している。