ニュース速報

ワールド

新型コロナで打撃の途上国支援強化へ、国連などが28日協議

2020年05月27日(水)01時38分

国際連合は28日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で大きな打撃を受けた新興国への金融支援について各国首脳と話し合う。ニューヨークで昨年9月撮影(2020年 ロイター/YANA PASKOVA)

[ワシントン 26日 ロイター] - 国際連合は28日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で大きな打撃を受けた新興国への金融支援について各国首脳と話し合う。

発展途上国の感染件数はこのところ急増。危機を乗り切るために必要な資金は当初予想の2兆5000億ドルを超える恐れがある。28日の協議はカナダとジャマイカ、国連のグテレス事務総長の主催でオンラインで実施する。

モハメド国連副事務総長は、中所得国を含め、多くの発展途上国がパンデミックへの対処や回復に投資する資金が足りないとし、「協議は進んでいるが、緊急性をもっと高めなければならない」と述べた。

また、20カ国・地域(G20)とパリクラブ(主要債権国会議)が年末まで貧困国の債務返済を猶予することを決めたことは重要な第一歩とした上で、支援を拡大する必要があると主張した。

対象国77カ国のうち今のところ返済猶予を正式に申請したのは22カ国にとどまる。長期的な信用に影響すると懸念を示す国もある。

28日の協議は、国際通貨基金(IMF)と世界銀行、アフリカ連合(AU)、国際金融協会(IIF)、経済協力開発機構(OECD)のメンバーが参加する。モハメド氏によると、8週間で具体的な提案をまとめる方針という。

ロイターが入手した草案によると、IMFの仮想通貨「特別引き出し権(SDR)」発行を拡大することで世界的な流動性を上げることが一案。ただ米国はこれに反対している。

そのほか、G20とパリクラブの計画の対象国に限らず、返済猶予を求めた全ての発展途上国に対し、全機関が承認することも案として上がっている。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

午後3時のドルは158円後半へ小幅高、米イラン直接

ビジネス

世界のM&A、3月は前年比6%減の4655億ドル 

ビジネス

3月工作機械受注は前年比28.1%増、9カ月連続プ

ワールド

ベトナム最高指導者、来週中国を訪問=新華社
MAGAZINE
特集:トランプの大誤算
特集:トランプの大誤算
2026年4月14日号(4/ 7発売)

国民向け演説は「フェイク」の繰り返し。泥沼化するイラン攻撃の出口は見えない

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文章」...歴史を塗り替えかねない、その内容とは?
  • 2
    韓国、生理用品無償支給を7月から開始 靴の中敷きで代用した少女たちから10年、アジア初の普遍的支援へ
  • 3
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライナ軍司令官 ロシア軍「⁠春の​攻勢」は継続
  • 4
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 5
    ポケモンで遊ぶと脳に「専用の領域」ができる? ポ…
  • 6
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの…
  • 7
    高学力の男女で見ても、日本の男女の年収格差は世界…
  • 8
    戸建てシフトで激変する住宅市場
  • 9
    キッチンスポンジ使用の思いがけない環境負荷...マイ…
  • 10
    「仕事ができる人」になる、ただ1つの条件...「頑張…
  • 1
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 2
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文章」...歴史を塗り替えかねない、その内容とは?
  • 3
    イラン戦争の現実...アメリカとイスラエル、見え始めた限界
  • 4
    韓国、生理用品無償支給を7月から開始 靴の中敷きで…
  • 5
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライ…
  • 6
    「考えの浅い親」が子どもに言ってしまっている口ぐ…
  • 7
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 8
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引…
  • 9
    米軍が兵器を太平洋から中東に大移動、対中抑止に空白
  • 10
    【銘柄】イラン情勢で一躍脚光の「NEC」 防衛・宇宙…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 3
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 6
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」…
  • 7
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 8
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 9
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 10
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中