米3月ISM製造業景気指数、中東紛争の影響反映 納入遅延やコスト上昇
写真は米インディアナ州北部のサウスベンドの金属成形会社の工場。3月撮影。REUTERS/Jim Vondruska
[ワシントン 1日 ロイター] - 米供給管理協会(ISM)が1日発表した3月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は52.7で、2月の52.4から小幅上昇し、2022年8月以来、約4年ぶりの高水準となった。ただ中東紛争を背景に工場の仕入れ価格を示す指標が約4年ぶりの高水準となり、サプライヤーの納入遅延が長期化した。
PMIは好不況の分かれ目である50を3カ月連続で上回った。ロイターがまとめたエコノミスト予想はほぼ横ばいの52.5だった。
PMIを押し上げたのが納入遅延。サプライヤー納入指数は58.9と、2月の55.1から上昇した。同指数は50を上回ると納入の遅延を示す。
納入遅延は通常、景気の堅調さや顧客需要の増加を示唆するが、今回はサプライチェーン(供給網)の混乱を反映しているとみられる。
サプライチェーンの混乱を受け、仕入れコストが上昇。投入価格指数は78.3と、2月の70.5から上昇し22年6月以来の高水準となった。生産財価格も大きく上昇している。
先行指標である新規受注指数は53.5と、2月の55.8から低下。受注残の伸びも鈍化した。雇用は低迷が続いている。製造業の雇用は25年1月以降、10万人減少した。





