バフェット氏、ゲイツ財団への寄付継続を明言せず
ウォーレン・バフェット氏(右)とビル・ゲイツ氏。2017年1月27日、米ニューヨークのコロンビア大学で撮影。REUTERS/Shannon Stapleton
Jonathan Stempel
[31日 ロイター] - 米投資会社バークシャー・ハサウェイ創業者のウォーレン・バフェット会長(95)は3月31日の米CNBCテレビのインタビューで、マイクロソフト(MS)共同創業者のビル・ゲイツ氏が設立した慈善団体「ゲイツ財団」に対する年間数十億ドルの寄付を続けるかどうかについて、「今後の展開を見守るつもりだ」と明言を避けた。
ゲイツ氏は、性的人身売買罪で起訴され自殺した富豪のジェフリー・エプスタイン元被告と交流していたことが、米司法省が2月に公開した文書で明らかになった。
バフェット氏は「今まで知らなかったことが分かってきたところだ」と語り、ゲイツ氏とエプスタイン元被告との交流について知らなかったと説明。司法省が文書を公開して以来、ゲイツ氏とは会話していないと明かした。
これまでのゲイツ財団への寄付を後悔はしていないとしながらも、「特定の出来事が起きていなければよかった」と語った。
バフェット氏は2006年から慈善活動への寄付を始め、ゲイツ財団に対しては総額470億ドルを超えるバークシャー株を寄付していた。
ゲイツ財団の広報担当者はバフェット氏の発言に対するコメントを控えつつ、同氏のことを「並外れて寛大なパートナーだ」と評価。バフェット氏の支援が「世界が直面する最も困難な課題の解決に向けた進展を加速させる」のに役立ってきたと表明した。
司法省が公開した文書には、ゲイツ氏がエプスタイン元被告と並んだ写真や、顔の部分を黒塗りされた女性たちとゲイツ氏の写真も含まれていた。
ゲイツ氏はエプスタイン元被告との関係は慈善活動に限られており、元被告と接触したことは間違いだったと発言。また、元被告から性的虐待を受けた被害者たちと過ごしたことを否定した。
米誌バニティ・フェアは今年3月、ゲイツ財団が2013年から19年にかけて世界平和と安全保障に焦点を当てたシンクタンクに寄付した総額800万ドルの助成金の「大部分」をエプスタイン元被告が取り仕切っていたようだと報じた。このシンクタンクが、東欧の若い女性たちのビザ(査証)取得に関与していた可能性もあると伝えた。
ゲイツ氏の広報担当者は「ゲイツ氏は、エプスタイン元被告と会ったことは重大な判断ミスであったと認めている」とした上で、ゲイツ氏は「あらゆる質問に答え、エプスタイン元被告の犯罪行為に一切関与していなかったことを証明することに尽力している」との声明を出した。





