米2月中古住宅販売、1.7%増の409万戸 ローン金利低下で購入増
昨年7月、米カリフォルニアで撮影(2026年 ロイター/Mike Blake/File Photo)
Lucia Mutikani
[ワシントン 10日 ロイター] - 全米リアルター協会(NAR)が10日発表した2月の米中古住宅販売戸数(季節調整済み)は年率換算で前月比1.7%増の409万戸だった。ロイターがまとめたエコノミスト予想389万戸を上回った。住宅ローン金利低下や住宅価格の上昇ペースが鈍化したことで購買意欲が増した。前年同月比では1.4%減少した。中古住宅価格の中央値は0.3%上昇の39万8000ドル。
1月の販売戸数は402万戸と、当初発表の391万戸から上方改定された。
2月の販売は、昨年12月と今年1月の契約分が反映している可能性が高い。1月に全米各地を襲った大雪と極寒の気温は、北東部の経済活動を混乱させ、同地区では販売が6.0%減少した。一方、西部は8.2%、人口密度の高い南部では1.6%増加した。中西部では1.1%増加した。
住宅の買いやすさを示す「アフォーダビリティー指数」は117.6と、前月から小幅上昇した。25年2月は103.1だった。
ウェルズ・ファーゴのシニアエコノミスト、チャーリー・ドハティ氏は、「住宅購入のしやすさは、多少改善しているものの、依然として大きな制約となっている。住宅購入は年内を通して緩やかに改善する見込みだが、引き続き低調なペースで推移するだろう」と述べた。
2月の中古住宅在庫は 前月比2.4%増の129万戸だったものの、新型コロナウイルス禍前の水準を大きく下回っている。前年同月比では4.9%増。販売ペースに基づく在庫の消化期間は3.8カ月。前年同月は3.6カ月だった。NARのチーフエコノミスト、ローレンス・ユン氏は「在庫の伸びは鈍い。需要が著しく回復して供給増を上回れば、住宅価格が上昇しかねない」と指摘した。
住宅が市場に出ていた期間は47日と、前年同月の42日から伸びた。トランプ米大統領が住宅関連公社債の購入を指示したこともあり、住宅ローン金利は低下。連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)のデータによると、30年固定住宅ローンの平均金利は一時6%を割り込む水準まで低下した。
ただ、中東戦争の影響で米国債利回りが上昇しているため、更なる低下余地は限定的となる可能性が高い。
初めて住宅を購入する人の比率は34%となった。エコノミストは健全な住宅市場の維持には40%程度が必要としている。
現金による販売の割合は31%を占めた。差し押さえを含む不良債権売却は取引全体の3%となった。
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