米アルファベット、ポンド建て100年債発行へ IT業界では異例
米グーグルの親会社アルファベットが100年債の発行を計画していることが、ロイターが入手した主幹事のメモで分かった。2024年2月撮影。REUTERS/Dado Ruvic
Yoruk Bahceli
[10日 ロイター] - 米グーグルの親会社アルファベットが100年債の発行を計画していることが、ロイターが入手した主幹事のメモで分かった。人工知能(AI)投資に向けた資金調達とみられる。
メモによると、同社は5回に分けて計55億ポンド(75億3000万ドル)相当のポンド建て債券を発行する。100年トランシェでは10億ポンドの調達を目指す。
メディアの報道によると、テクノロジー業界での100年債の発行は、モトローラが1997年に発行して以来のこととなる。企業による100年債の発行は非常に珍しい。
アルファベットの株価は10日午前の市場で2%下落した。
大手テクノロジー企業が債券市場での資金調達に転換したことは投資家の懸念を引き起こしている。巨額のAI投資に見合うだけの利益が得られないとの見方があるうえ、AI技術を導入している企業は今のところ生産性の向上が限定的だ。
eToroのグローバル市場アナリスト、ラレ・アコナー氏は「100年債は通常、キャッシュフローが極めて予測可能な政府や規制対象の公益事業会社が発行するものだ。今回の起債は、少なくとも現時点では、投資家がAI投資に関連した非常に長期のリスクを負う意思があることを示している」と指摘した。
アルファベットは9日にも、7本建てでシニア無担保債200億ドルを発行した。





