米国株式市場=ダウ・S&P最高値、ナイキやマイクロンが高い
ニューヨーク証券取引所(NYSE)のフロアで働くトレーダー。2016年2月撮影(2025年 ロイター/Brendan McDermid)
[ニューヨーク 24日 ロイター] - 米国株式市場は、ダウ工業株30種とS&P総合500種が終値で最高値を更新した。クリスマスイブの短縮取引で、薄商いとなる中、主要株価3指数はそろって5営業日続伸した。
ストック・トレーダーズ・アルマナックによると、最近の株価上昇を受け、年末年始にみられる「サンタクロース・ラリー」への期待が高まっている。
マイクロン・テクノロジーは3.8%上昇し、終値での最高値を更新。先週示した強気の業績見通しを好感した買いが続いている。
スポーツ用品大手ナイキは4.6%高。アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)が約300万ドル相当のナイキ株を購入したことが材料視された。
銀行株が好調で、金融は0.5%高。S&Pの主要セクター中、エネルギーのみがマイナス圏で取引を終えた。
バイオ医薬品のダイナバックス・テクノロジーズは38%強急伸。仏製薬サノフィがダイナバックスを約22億ドルで買収すると発表したことが好感された。
一方、インテルは0.5%安。エヌビディアがインテルの半導体製造プロセス技術「18A」を用いる試験を中止したというニュースが嫌気された。
米株価は今年、人工知能(AI)を巡る楽観論や利下げ期待、底堅い経済情勢に支えられ、主要株価3指数は3年連続で上昇する見通し。
24日発表された米指標では、20日までの1週間の新規失業保険申請件数が21万4000件と、予想外に減少した。
CMEのフェドウオッチによると、最近の底堅い指標を背景に来年1月の利下げを予想する向きは少ないものの、市場は引き続き来年の0.5%ポイント利下げの可能性を織り込んでいる。
この日の取引量は少なく、米取引所の合算出来高は76億1000万株。直近20営業日の平均は162億1000万株。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を2.37対1の比率で上回った。ナスダックでも1.63対1で値上がり銘柄が多かった。
25日はクリスマスの祝日で休場となる。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 48731.16 +288.75 +0.60 48424.71 48771.3 48386.5
2 9
前営業日終値 48442.41
ナスダック総合 23613.31 +51.46 +0.22 23555.95 23621.7 23527.9
2 7
前営業日終値 23561.84
S&P総合500種 6932.05 +22.26 +0.32 6904.91 6937.32 6904.91
前営業日終値 6909.79
ダウ輸送株20種 17669.42 +32.74 +0.19
ダウ公共株15種 1071.50 +4.41 +0.41
フィラデルフィア半導体 7204.37 +19.82 +0.28
VIX指数 13.47 -0.53 -3.79
S&P一般消費財 1977.73 +5.49 +0.28
S&P素材 581.55 +1.08 +0.19
S&P工業 1334.01 +4.24 +0.32
S&P主要消費財 871.09 +6.81 +0.79
S&P金融 927.78 +4.87 +0.53
S&P不動産 256.25 +1.70 +0.67
S&Pエネルギー 681.25 -2.28 -0.33
S&Pヘルスケア 1817.89 +8.62 +0.48
S&P通信サービス 454.47 +1.06 +0.23
S&P情報技術 5761.48 +11.80 +0.21
S&P公益事業 435.50 +2.38 +0.55
NYSE出来高 4.77億株
シカゴ日経先物3月限 ドル建て 50555 + 215 大阪比
シカゴ日経先物3月限 円建て 50440 + 100 大阪比





