製造業PMI12月は49.7に小幅上昇、サービス業50超え続く=S&Pグローバル
2018年9月、川崎市の京浜工業地帯で撮影。REUTERS/Kim Kyung-Hoon
Kentaro Sugiyama
[東京 16日 ロイター] - S&Pグローバルが16日に発表した12月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.7と、前月の48.7から小幅に上昇した。好不況の分かれ目となる50は6カ月連続で下回った。サービス業は52.5で、前月(同)の53.2から小幅に低下した。
製造業PMIを構成する項目では生産高が49.4で、前月の49.7とほぼ同水準。新規受注は前月の45.4から48.6に、雇用は同50.7から51.2にそれぞれ上昇した。
サービス業PMIは、3月の50ちょうどを含めて14カ月連続で節目の50台を維持した。サービス業全体で需要が拡大し、新規受注の増加ペースがやや加速した。
S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスの担当者は「日本の民間企業は総新規受注数が再び増加し、年末を力強く締めくくった」と指摘した。一方、企業の2026年の成長見通しについては、楽観的な見方が後退したという。「特に製造業の景況感が落ち込み、海外からの新規受注が引き続き低調だったことも、先行き懸念の強まりにつながった」と述べた。





