FRB、近くバランスシート拡大も 流動性対応で=NY連銀総裁
写真は、連邦準備理事会(FRB)の庁舎。2023年6月、ワシントンで撮影。REUTERS/Shannon Stapleton
Michael S. Derby
[ニューヨーク 7日 ロイター] - 米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は7日、バランスシートの縮小終了を先週発表した連邦準備理事会(FRB)が近い将来、債券購入を通じて保有資産を再拡大する必要が生じるかもしれないと述べた。
フランクフルトで開かれる欧州中央銀行(ECB)のイベントで行う演説の原稿で、バランスシート戦略の次のステップは準備金が現在の十分な水準を幾分上回る状態から「いつ十分な水準になるかを評価することだ」と指摘。そうなれば、「段階的な資産購入のプロセスを開始する時期になるだろう」と述べた。
さらに「最近のレポ市場への継続的な圧力や、準備金が過剰から十分へと移行する兆候を踏まえると、十分な準備金に達するのもそう遠くないだろうと予想している」と話した。
FRBは先月29日、短期金融市場の流動性逼迫や準備金水準の低下を示す兆候を受け、総額6兆6000億ドルに上るバランスシートの縮小を終了すると発表した。12月1日から満期金額を再投資することで、保有国債残高を安定させる。
FRBは2020年以降、国債と住宅ローン担保証券(MBS)を積極的に購入し、保有総額を2倍以上の最高約9兆ドルに拡大。22年以降は量的引き締め(QT)に転じ、資産を縮小させてきた。
最近の短期金融市場における金利上昇と常設レポファシリティー(SRF)の利用増大は保有資産縮小が十分進んだことを示唆しており、FRBはこれを受けてバランスシートを現在の6兆6000億ドルに据え置くことを決定した。
一部のアナリストは、FRBが来年の第1・四半期に保有資産の再拡大を開始する可能性があるとみている。
ただウィリアムズ氏は、準備金が保有資産拡大に必要となる水準にいつ達したかを知るのは難しいとし、「準備金需要の状況を評価するために、フェデラルファンド市場、レポ市場、決済に関連するさまざまな市場指標を注意深く監視している」と述べた。
さらに、適切な流動性を維持するために債券を購入することは景気刺激策ではないと警告した。
このほか、リバースレポやSRFといったFRBの金利管理手段はうまく機能しており、今後はSRFが積極的に利用されるようになるだろうと予想した。
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