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マイクロソフトが「超知能」チーム立ち上げ、3年内に医療診断AIも

2025年11月07日(金)10時06分

マイクロソフトのロゴ。3月21日、パリ近郊で撮影。REUTERS/Gonzalo Fuentes

Jeffrey Dastin

[サンフランシスコ 6日 ロイター] - 米IT大手マイクロソフトの人工知能(AI)部門の責任者のムスタファ・スレイマン氏はロイターに対して、人間よりも特定分野ではるかに高い能力を持つAIの構築を目指す新たな「MAI超知能チーム」を立ち上げると述べた。マイクロソフトはこの事業に「多額の資金」を投じる予定で、手始めに医療診断分野から取り組むとしている。

この事業はメタ・プラットフォームズや新興AI企業セーフ・スーパーインテリジェンス(SSI)などが進める類似の試みを目指す取り組みに続いており、新たな技術的飛躍がない限り実現性に懐疑的な見方もある。

スレイマン氏は診断分野についてAI業界が長年関心を寄せてきた領域であり、マイクロソフトも注力してきたと説明。「今後2―3年で医療超知能の実現が視野に入っている」と語った。また、マイクロソフトのチームが超人的な性能を持つという専門モデルに焦点を当てると述べた。例として、バッテリーの蓄電問題を解決するAIや分子を開発するAIを挙げた。

ロイター
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