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独再保険2社、LA山火事で第1四半期減益 保険請求19億ドル

2025年05月13日(火)15時58分

 5月13日、ドイツの再保険大手ミュンヘン再保険とハノーバー再保険は、米ロサンゼルス近郊で今年発生した大規模な山火事に関連する保険金請求額が、合計で17億ユーロ(約18億9000万ドル)に達したと明らかにした。写真はミュンヘン再保険グループの本社ビルのロゴ。ドイツのミュンヘンで2019年3月撮影(2025年 ロイター/Andreas Gebert)

[フランクフルト 13日 ロイター] - ドイツの再保険大手ミュンヘン再保険とハノーバー再保険は13日、米ロサンゼルス近郊で今年発生した大規模な山火事に関連する保険金請求額が、合計で17億ユーロ(約18億9000万ドル)に達したと明らかにした。

この結果、両社は第1・四半期に大幅な減益となったが、通期の利益予想は据え置いた。

ミュンヘン再保険が発表した第1・四半期決算は、純利益が10億9400万ユーロと、前年同期の21億1500万ユーロから減少した。アナリスト予想の平均(11億1200万ユーロ)をわずかに下回った。

ただ、同社は2025年の純利益が前年の57億ユーロから60億ユーロへ増加するとの見通しを維持した。

一方、ハノーバー再保険は、山火事関連の保険金請求が6億3100万ユーロに上ったことなどから、第1・四半期の純利益が前年同期の5億5800万ユーロから14%減少し4億8000万ユーロとなったと発表した。アナリスト予想(4億4700万ユーロ)をわずかに上回った。

ロイター
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