米ウーバー、第1四半期売上高が予想に届かず 見通しは好調

米配車大手ウーバー・テクノロジーズが7日発表した第1・四半期決算は、売上高が前年同期比14%増の115億3000万ドルとなり、LSEGがまとめたアナリスト予想平均の116億2000万ドルに届かなかった。写真はスイスのダボスで2023年1月撮影(2025年 ロイター/Arnd Wiegmann)
[7日 ロイター] - 米配車大手ウーバー・テクノロジーズが7日発表した第1・四半期決算は、売上高が前年同期比14%増の115億3000万ドルとなり、LSEGがまとめたアナリスト予想平均の116億2000万ドルに届かなかった。旅行需要の低迷を理由に挙げたが、経営陣は経済の不確実性を乗り切る自信を表明し、明るい見通しを示した。
中核の配車事業の売上高は前年同期比15%、デリバリー事業は18%それぞれ増え、アナリスト予想と一致した。配車事業の売上高の伸び率は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)以降で最も低かった。
ただ、第2・四半期のグロスブッキング(受注総額)見通しは457億5000万─472億5000万ドルと、市場予想の458億3000万ドルを超えた。調整後コア利益は20億2000万─21億2000万ドルとの見通しで、やはり市場予想の20億4000万ドルを上回った。
ダラ・コスロシャヒ最高経営責任者(CEO)は決算発表後の電話会見で「当社が事業を展開する分野はどちらかと言えば、マクロ的に不透明な時期であっても非常に安定している分野だ」と指摘した。