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ノルウェー、連立離脱で内閣改造 財務相に人気の前NATO総長
2025年02月04日(火)21時05分

北大西洋条約機構(NATO)前事務総長のストルテンベルグ氏(65=写真)が4日、ノルウェーの内閣改造の一環で財務相に就任する。4日撮影。(2025 ロイター/NTB)
By Gwladys Fouche
[オスロ 4日 ロイター] - 北大西洋条約機構(NATO)前事務総長のストルテンベルグ氏(65)が4日、ノルウェーの内閣改造の一環で財務相に就任した。
欧州懐疑派政党が先週30日、欧州連合(EU)のエネルギー政策の採用を巡る対立から連立政権を離脱。これにより、中道左派の労働党が単独政権を担うことになった。
ストルテンベルグ氏は労働党のベテラン政治家。2000─01年、05─13年にノルウェーの首相を務めた。その後10年間、NATO事務総長として活躍し、昨年退任した。
NATO事務総長時代は、加盟国の国防費が少な過ぎるとして脱退を示唆した当時のトランプ米大統領を説得する役割も果たした。
ストルテンベルグ氏は経済学者の出身で、1996─97年には財務相も務めた。現実主義的な中道派との見方が多い。
国民の間で人気が高く、9月の総選挙を控え世論調査で支持率が低迷する労働党の追い風になる可能性がある。