料理宅配グラブ、第1四半期は予想上回る増収 通期利益見通し上げ
5月15日、東南アジア宅配・配車大手のグラブ・ホールディングスが15日発表した第1・四半期決算は、売上高が24%増の6億5300万ドルとなり、アナリスト予想の6億4240万ドルを上回った。写真はグラブのロゴ。シンガポールで2019年3月撮影(2024 ロイター/Anshuman Daga)
Yuvraj Malik
[15日 ロイター] - 東南アジア宅配・配車大手のグラブ・ホールディングスが15日発表した第1・四半期決算は、売上高が24%増の6億5300万ドルとなり、アナリスト予想の6億4240万ドルを上回った。
同社は好調な業績を受けて通期利益見通しを引き上げた。コスト削減のほか、東南アジアの観光客増などに伴う旺盛なライドシェアサービス需要に後押しされた。
第1・四半期の調整後中核利益は6200万ドル。前年同期は6700万ドルの損失だった。
最大の収入源であるフードデリバリー事業は19%、ライドシェア事業は27%それぞれ成長した。
通期の中核利益は2億5000万─2億7000万ドルと予測。従来は1億8000万─2億ドルだった。売上高見通しは27億─27億5000万ドルで据え置いた。
同社はまた、2月に発表した5億ドルの自社株買い計画の一環として、9700万ドル規模のクラスA株買いを開示した。