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Wファーゴ、米預金保険基金補充で18億ドル拠出へ
8月1日、 米金融大手ウェルズ・ファーゴ(Wファーゴ)は、地方銀行の破綻で目減りした政府の預金保険基金を補充するため、米連邦預金保険公社(FDIC)の計画の下で18億ドルの「特別賦課金」を拠出するとの見通しを示した。ニューヨークの同銀支店で2020年3月撮影(2023年 ロイター/Jeenah Moon)
[ニューヨーク 1日 ロイター] - 米金融大手ウェルズ・ファーゴ(Wファーゴ)は1日、地方銀行の破綻で目減りした政府の預金保険基金を補充するため、米連邦預金保険公社(FDIC)の計画の下で18億ドルの「特別賦課金」を拠出するとの見通しを示した。
FDICの計画が最終決定した際に引当金を計上する。
預金保険基金からは米地銀3行の破綻を受けて今年160億ドルが引き出された。FDICの5月の発表によると、大手行が基金の補充コストの大部分を負担する。
またWファーゴは、米規制当局が先週公表した「バーゼル3最終化」の実行細則案について、バランスシートの再編成につながる可能性があると指摘。貸出、トレーディング、内部業務のリスク指標が変更にになるとの見通しを示した。
「予備的な評価ではリスク・アセットの大幅な増加と所要資本額の純増につながる見通し」としている。
規制当局によると、実行細則案が完全に履行された場合、大手行全体で16%の資本上積みが必要になる。