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エアバス、第2四半期利益は予想上回る 短期生産目標を削除

欧州の航空機大手エアバスが26日発表した第2・四半期決算は、調整後のEBIT(利払い・税引き前利益)が前年同期比34%増の18億4500万ユーロ(20億4000万ドル)となり、同社がまとめた市場予想の17億2500万ユーロを上回った。写真はトゥールーズ近郊で2020年7月撮影(2023年 ロイター/Benoit Tessier)
[パリ 26日 ロイター] - 欧州の航空機大手エアバスが26日発表した第2・四半期決算は、調整後のEBIT(利払い・税引き前利益)が前年同期比34%増の18億4500万ユーロ(20億4000万ドル)となり、同社がまとめた市場予想の17億2500万ユーロを上回った。
ジェット機の納入が増えたため、売上高は24%増の159億ユーロとなり、市場予想の158億6700万ユーロを上回った。
同社は、2026年に旅客機「A320ネオ」シリーズを月間75機生産するという目標の達成に向けて「順調に進展している」ことを確認。一方で、2024年末までに月間65機を生産するという中間目標は発表文から削除した。
ギヨーム・フォーリー最高経営責任者(CEO)は、達成できる自信がないため中間目標を削除したとの見方を否定。月間65機という数値は新型コロナウイルスのパンデミック前をわずかに上回る水準であり、コロナ禍からの回復期には重要な目標だったが、もはや重要性を失ったと説明した。