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午後3時のドルは136円後半、ユーロ/円14年半ぶり高値 円売りに安心感

2023年05月01日(月)15時22分

 5月1日、午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場終盤の水準から上昇し、136円後半で取引されている。写真は米ドル紙幣。昨年2月撮影(2023年 ロイター/Dado Ruvic)

[東京 1日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場終盤の水準から上昇し、136円後半で取引されている。21日の日銀金融政策決定会合を経て、日本は当面、金融政策の変更はないとの見方が広がり、週明け後も円売り地合いが継続。ユーロは150円後半と14年半ぶり高値を更新した。

円はこの日も全面安。中国などアジア市場で休場の国も多かったため、取引量は膨らまなかったものの、広範に下落。対ドルでは一時136.95円と3月10日以来の水準を付けた。

円はドル以外にも、目先の利上げ期待が強い通貨に対して売りが先行。ユーロ以外でも、対スイスフランで153円前半と8年4カ月ぶり、対英ポンドで172円前半と7カ月ぶり、対豪ドルで90円後半と2カ月ぶりの安値に到達した。

市場では、植田日銀総裁が会見で政策修正に慎重な姿勢を示したことから「円売り安心感が広がり、クロス円が買い上げられている」(楽天証券のFXディーリング部、荒地潤氏)との声が出ていた。

今週は3日の米連邦公開市場委員会(FOMC)など、日本が連休となる週後半にかけて重要イベントが集中するため、日本勢不在の中で円相場の変動が大きくなる可能性を警戒する声も出ていた。

中銀関連ではあす2日に豪中銀理事会、4日に欧州中央銀行(ECB)理事会が控え、経済指標ではきょう4月米供給管理協会(ISM)製造業指数、2日に欧州の4月製造業購買担当者景気指数(PMI)、5日に4月米雇用統計などが発表される予定。

ドル/円   ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 136.90/92 1.1004/08 150.72/76

午前9時現在 136.39/41 1.1008/12 150.21/25

NY午後5時 136.28/31 1.1020/24 150.08/12

ロイター
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