米ＪＰモルガン、幹部社員に週5日の出社指示＝社内メモ

　米銀最大手ＪＰモルガン・チェースは、マネジングディレクター職の従業員に週５日の出社を求めると周知した。写真はパリで１月撮影（２０２３年　ロイター／Sarah Meyssonnier）

［１２日　ロイター］ - 米銀最大手ＪＰモルガン・チェースは、マネジングディレクター職の従業員に週５日の出社を求めると周知した。

ロイターが１２日に閲覧したメモによると、リーダー職に対し「社内で姿を見せるとともに、顧客と会い、指導や助言を行わなければならない。また即時のフィードバックや緊急会議に常に対応可能であるべきだ」とされている。

ジェイミー・ダイモン最高経営責任者（ＣＥＯ）は、ゴールドマン・サックス・グループやモルガン・スタンレーのＣＥＯ同様、出社勤務を強く推奨するとともに、長期のリモート勤務による弊害への懸念を表している。

ＪＰモルガンはまた、ハイブリッド勤務の従業員に対して週３日以上の出社が義務であることを再通知。出社状況を業績評価の項目に加え、義務が果たされない場合は「是正措置」を講じる可能性があるとした。