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ドイツ輸入価格、2月は前年比+2.8% 2年ぶり低い伸び

ドイツ連邦統計庁が31日発表した2月の輸入価格指数は前年比2.8%上昇と、2年ぶりの低い伸びとなった。写真はハンブルクの港湾施設で2018年8月撮影(2023年 ロイター/Fabian Bimmer)
[ベルリン 31日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が31日発表した2月の輸入価格指数は前年比2.8%上昇と、2年ぶりの低い伸びとなった。
エネルギー価格が下落した。ロイターがまとめた市場予想は4.2%上昇だった。
昨年12月は12.6%上昇、今年1月は6.6%上昇。2月の上昇率は2021年2月以来の低水準だった。
消費財と資本財の輸入価格は高水準だったが、エネルギーの輸入価格が8.1%低下した。
昨年の輸入価格は平均26.3%上昇と1974年のオイルショック以降で最大の伸びを記録した。ウクライナ戦争が背景だが、昨年9月以降はインフレ圧力がやや和らいでいる。
2月の輸入価格指数は前月比では2.4%低下。6カ月連続の低下となった。ロイターがまとめた市場予想は1%低下だった。
ドイツは多くの中間財と原材料を輸入しており、輸入価格低下の影響は物価全般に遅れて波及している。